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気ままなつぶやきです


by kibouh1

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「すべての人の社会 2017.2月号」(日本障害者協議会)で胎児性患者の働く場からの報告です。60年余の歴史をどう見ていくのか。詳しく知りたいと思いました。

「連載差別と抑庄の歴史 高度経済成長の傍らで

公害の原点といわれる水俣病。それまでの常識を覆し胎児性患者として生まれた方々が、仕事の場「ほっとはうす」を作り、生き抜 いている姿勢を、施設長として寄り添い、支援する加藤さんに伝えていただきました。

今、水俣から伝えたいことー水俣病胎児・小児性患者等の挑戦 ~ほっとはうすの実践に学ぶ~

加藤タケ子社会福祉法人さかえの杜施設長

■水俣病事件は過去ではない、現在進行中

水俣病事件は公式確認から60年。半世紀を経ても被 害の全容はおろか数多くの課題を抱えた現在進行中の 公害事件です。 1995年と2011年の2回の『政治解決』で、およそ 7万人を超える人が被害を訴え、医療費救済が実現されました。しかし、被害者が納得できる償いには至らず被害の全容解明など未解決な問題が横たわる厳しい現状。胎児・小児性世代のチッソ・国の責任を問う裁判も続行中で、医療・生活問題をはじめ、さらに高齢 化の極みにある水俣病患者の状況はより深刻です。

■チッソ工場は工場排水が原因だと知っていた

「水俣病」は195651日、「原因不明の奇病が水俣市(熊本県)の漁村地区に発生している」と、チッソ水俣工場付属病院の細川医師が水俣保健所に報告し公式確認されます。それから3年後、チッソは細川医師等の工場内の猫実験の結果から、工場からの排水に原因があると知り通産省にも報告されました。しかし、アセトアルデヒドの製造工程で使用された水銀な ど重金属を含む排水はその後も規制されず、1968年の公害認定までタレ流され不知火海の魚介類を大規模に 汚染、食した沿岸住民達が次々に発症しました。(略)

■地域社会とのつながりの中で生きたい

胎児性小児性患者にとって「ほっとはうす」の前史 は1970年代の「仕事ば、よこせ」と動き出した頃、青春を燃焼させた暑い夏の大イベント「石川さゆり (歌謡)ショー」 (1978)の企てと実行。試練鍛錬の 場として1991年から活動したカシオペアの会は、水俣 病を教訓としたマチづくり、障がいの疾病原因や様々 な違いを超えて地域で生きることを目指すゆるやかなつながりを大事にしました。その確実な一歩が「ほっ とはうす」開設(19981129)でした。『水俣病事 件を伝える・障がいを持つ人が働く場・どんなに重い障害を持っていても地域で生きたいj r毎日行けるJ場・ 自分を必要としてくれる場、社会とのかかわりが持てる場Jをキーワードとした、患者等の20歳代の頃からの思いの実現でした。

この場を拓くにあたり、モノは何一つなくても『あ たりまえの大人として自分らしく普通に生きていきた い』というあふれる思いと情熱だけはたっぷりありました。40歳目前のその思いに共感し寄り添う人達は、 少数でも地域を超え広がっていた頃でした。

20年を支えた真の強さ

20年かけてたどりついた仕事の場「ほっとはうす」 開設までは好余曲折あり、患者入所施設から脱出し十数年ぶりで家に帰ることを選択したり、仕事らしき (紙漉きや生活学校)試みへの挑戦、未認定患者の運動への支援で座り込みテントへの参加もありました。 諦めずに挑戦し続けた忍耐と根気の20年間に敬服で す。行政や加害企業が、世界的に未曾有の公害事件の最たる受難者である彼らの被害の本質に気付いていた か、いなかったかの時期、生き抜く強さを父母から授 かった彼らの真の強さが20年を支え、希望は見事に結実し未来を拓きました。 しかし、この時、その数年前より30代にしてはあま りに早い下肢や平衡感覚のバランスを保つ身体機能の低下がすでに目立つようになっており、手足の上 げ下げに痛みを伴い段差がかわせず階段の昇降に難儀していました。生まれてからず、っと「自分流身のこ なし術」で、身の回りのことは自分でやってきた人達です。その自分のペースが痛みを伴い緩慢に落ちてい く、こんな恐怖の中で漸くたどりついた仕事の場のス タートでした。(以下略)」

 すでに60年を経て、これからはどうなるのでしょうか。

「親、家族達は、生命の行く末を誰もが心配しました。 しかし、20代の成人を喜び、30代、40代と仕事の場を 求めて生き抜き50代を過ぎ、患者達は還暦の60歳を迎 えました。まさに、水俣病公式確認60年はこの歳月に重なり、生命をベースに、ここまで生かされ生き抜いてきたのです。『生き抜く』患者達の存在なしでは考えられないこれからであり、生命の重なり合いのこれか らの10年も始まっています。」


by kibouh1 | 2017-02-28 06:33 | 水俣 | Comments(0)

脱原発に向かわないのか

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テレビの「報道特集」で台湾の脱原発の方向転換を放送していました。狭い国土で避難先もないないという。日本も似たようなものではないか。福島の廃炉の見込みないし、費用がいくらかかるかもしれない。有名人を起用した原発CMには矜持もない。東芝の経営危機で同社製の原発のメンテの体制はどうなるのか。10兆円を超えると思われる廃炉費用は福島だけです。他はどうなるのでしょう。それを後の世代につけまわして知らん顔というのでは。

「廃炉の険しさ 後世までつけ 71

炉心溶融を起こした東京電力福島原発事故から来月で6年。廃炉には3040が想定され、気の遠くなる作業を世代で受け継がなくてはならない。予定では、来年中に溶融燃料を取り出す工法を確定し、2021年中に取り出し開始という。建屋の被害が比較的少ない2号機の圧力容器下部にこのほど、ロボットカメラが入った。ようやく内部の様子が少しだけ確認された。溶け落ちた核燃料と思われるものが広範囲に飛散堆積し、1分足らずで人が死に至る放射線量とか。今後、炉心内部の詳細な状況把握、排出物の処理など、突破すべき難題が数限りなく存在する。水素爆発で建屋が激しく破壊された13号機の廃炉作業には、想像を絶する道のりが待つていよう。8兆円に見直された廃炉費用が、さらに膨らむことは確実だろう。税金投入や、電気料金への上乗せで、後世にまで重い負担をかけることになってしまった。今回もロボットカメラは障害物に阻まれ、目的の場一所までたどり着けなかった。難問山積、視界は全く不良である。」(2017225日西日本新聞)


by kibouh1 | 2017-02-27 06:20 | 原発 | Comments(0)

市民の暮らしに

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「市民劇で紡ぐ地域の一体感  51

熊本県の第2回菊池市民劇「つむぐ」が開催された。夢と冒険の物語。役者をはじめ裏方、ボランティアなど約200人の市民が参画、舞台を作り上げた。合併して12年の菊池市。 4市町村に伝わる題材を基に、まさに「紡いで」いく物語だが、舞台に立つにあたり、その伝承を詳しく 。知らないことを恥じた。「神様になった警察官」の増田敬太郎さん、「湿田の大改革」に取り組んだ冨田甚平さん、ホタルの里に伝わる「ナマズ伝説」など、地元にで暮らしながら不覚にも薄学の身を知る。配役が決まり、偉人に思いをはせて各地を訪ね歩いた。伝説、秘話として伝わる物語が地域にまだまだ、たくさんあることに驚く。市民劇という舞台を通して、時空を超えてタイムトラベルできたことで地区とし人々がつながり、一つになる。さまざまな大人と子どもたちが紡ぎ合う。舞台にはそんな不思議な力があることを知った。どこかの大統領も壁を造るより「つむぐ」ような脚本を演じた方が、何倍も有益だ。」(2017220日西日本新聞)

ナマズは庶民の暮らしに関わっていますね。

カンボジアの話です。

「パペットつくりに励む若者 カンボジア 池内桃子

シエムレアプは小さな町 ですが、年中通して多くの 行事が開かれ、とても活気があります。中でも地元の人々に親しまれているのが「ジャイアント・パペット・プロジェクト」。大きな物では高さ5Mほど にもなるパペット(人形) が、夜の繁華街を練り歩き.ます。

古からの言い伝えに出てくる人物や動物をモチーフに作られたパペットは、まるで生きているかのよう。電飾がともされたパペットで通りは一段と明るくなり、音楽隊やダンサーを伴った長い列は、そこに居合わせた人たちの目をくぎ付けにします。この行事は10年もの問、 毎年2月に行われています。先日、仕事で発起人の一人に話を聞く機会があり

ました。もともとは「不遇な環境にある青少年に、自信をつけ、表現力を養える場をつくりたいと考えた外国人の有志数人が、パペット作りを思い付いたのだそうです。巨大パペットは10代後半ぐらいの若者たちの手で、2週間 どかけて丁寧に作られます。教えるの

は地元のアーティストたち。以前は教わる側だった彼らが、10年の時を経て教え る側になったのです。作業場になっているお寺の境内で、笑いながら、時には真剣な顔を見せ、手を進める若者たち。こうやって生き生きと取り組めることで、プロジェクトが次の10年へつながっていくのではないかと感じられる光景でした(シエムレアプ在住サーカス団職員)」(同前)

かつて、日本にも似た風景は多かったと思いますが。


by kibouh1 | 2017-02-26 05:44 | 支え合う社会に | Comments(0)

アメリカだけの問題か

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「牧太郎の大きな声では言えないが… トランプ流「仁義なき戦い」

毎日新聞2017213日 東京夕刊

(略)

ヤクザ映画のはやり廃りと比べるのは甚だ不謹慎かもしれないが、トランプ米大統領はどう見ても「ヤクザ映画」のスターである。しかも、何事も“得か損か”でモノを決める「仁義なき戦い」の現代ヤクザである。「米国第一主義!」と正義らしきことも言うけれど、その正体は損得第一主義。米国の縄張りを守るために、人々に「大統領令」というピストルを突き付ける。

当然、「脅し政治」を批判する声が巻き起こっているが、恐ろしいのは、彼のやり方は米国内で一定の支持を得ていることである。イスラム圏7カ国からの入国を一時禁止する大統領令は、世論調査ごとに賛否がずいぶん違うが、支持が過半数を占める調査がいくつもある。

 民主主義を守りたい! 人権を守りたい!とメディアが主張する「きれい事」に対し、アメリカ人の半分は嫌になったのではあるまいか?

 そんな「正義」を信じていたら、国際的な経済競争に負けて死んじまうぞ!というのが本音なのだろうか。

 まるで“実録ヤクザ映画”の筋書きのように、トランプ氏が牛耳る米国がアチコチで「仁義なき戦い」を引き起こすような気がしてならない。(客員編集委員)(一部引用)

テレビはトランプの危うさを語る。だが、国会中継を見ていれば日本はどうなのかと問いたくなります。野党にムキになって反論する総理、国民が知りたいのはていねいな説明のはずなのに、野党との感情の投げやりみたいにみえる。質問途中に黙ってトイレに行っても何も気にしないという。国会がその中の論理で動いていても支持率が高い政権。あるとき、そんなふうだから支持率が上がらないのだと野党を揶揄したのにはあきれた。日本国民もまたアメリカと同じ選択をしているのではないか。


by kibouh1 | 2017-02-25 05:44 | 政治・行政 | Comments(0)

若かった母も

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新聞の投書からです。

「宿ない受験生社会で配慮を  69

受験生に「宿がない」の本紙記事に胸が詰まる。2月が受験シーズンだとは誰もが知っている。「何でこの時期にコンサートを企画するの」と思ってしまう。人々が新年の気分を味わっている時も、受験生は関係なく試験に向けて闘志を燃やしてきた。わが家も三十数年前、びりびりとした日々を過ごした。その大事な本番の時に宿泊の心配まで増えるとは、酷としか言以いようがない。誰もが心を痛めたことだろう。

後日の紙面で部屋を提供する申し出が相次いでいることを知り、少しほっとした。世の中には善意を持った方が数多くおられる。

人生を左右するかもしれない大切な日。万全な状態で臨めるよう、世の中全体で配慮しよう。」(2017220日西日本新聞)

ホテルが足りないという声も聞きます。

話は老老介護の話です。

「(声)若かった母が自慢だったけど  67歳 2017218日朝日新聞

 小中学生の頃、授業参観に来る母が同級生の母親より若かったので、何となくうれしかったのを覚えています。大人になってからもよく「姉妹みたい」と言われ、「エーッ」と言いつつも悪い気はしませんでした。その母が認知症と診断されて6年目になります。

 母はいま、シルバーカーを押してやっと歩いていますが、自分はまだ若く、何でもできるつもりのようです。「手伝おうか?」とよく言います。

 「年をとると子どもにかえる」とよくいいますが、その通りです。「何だろう」と色んなものを引っ張り出し、考えられないようなところにしまうので、探すのが大変です。もちろん本人は忘れています。

 足腰はしっかりしているし、食欲もあるので、私の友達は「もう10年は大丈夫よ」と言います。でも、10年後は、母が96歳で私は77歳。「老老介護だ」とうんざりします。

 若い頃は年齢が近く、若い母親が自慢でしたが、今は年とってからの子がよかったな、と勝手なことを考えます。それでも何とか、気持ちを切り替えていければいいな。」

老老介護がどこでも普通の状態になります。介護保険の充実が求められるのに3割負担だという。


by kibouh1 | 2017-02-24 04:11 | 介護 | Comments(0)

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新聞の投書からです。

「遍路道走者が 夜間防犯にも 68

本紙社説「『走って登る』山のマナー」を興味深く読んだ。山道を走るトレイルランを話題にしていた。思わず読み進めたのには理由がある。私の故郷、福岡県篠栗町でも4050キロのアップダウンの多い八十八カ所遍路道に挑んでいるグループがいるからだ。社説にあるように「気は確かか」と私も思った。ところが、彼らは喜々として楽しそうに遍路道を走っている。JR篠栗駅の近 くに打ち納めといって遍路道の終点に当たる札所がある。みんなにこやかな表情 でゴールしていた。うらやましい。社説は「山は走る所ではない」と、登山客と摩擦が生じているケースもあると伝えている。遍路道のランナーたちには、そんなトラブルは無縁のようだ。むしろ、札所参りの本来の姿といえる歩き遍路を呼び込む起爆剤となりそうだ。彼らは練習を兼ねて夜間パトロールまで始めた。ありがたい。」(2017218日西日本新聞)

専門職を確保できればいいが、できなかったらどうなるのでしょうか。なんでも、民間開放という姿勢が問われているのではないか。

「障害児預かる放課後施設、虐待や手抜き横行  読売新聞 2/15()

 障害児を放課後や休日に預かる「放課後等デイサービス」事業で、児童や生徒への虐待や、質の低いサービスが横行していることが、明らかになった。

 福祉のノウハウを持たず、営利目的で参入する業者が相次いでいることが大きな要因として、厚生労働省は4月から、専門知識を持つ職員の配置を義務付けるなど、運営の条件を厳しくする方針を決めた。

 ■4年で81件

 「職員が児童に性的な虐待を加えている」。昨年10月、外部から情報提供を受けた東京都と足立区は、株式会社が運営する同区内の放課後等デイサービス事業所に対し、児童福祉法に基づく立ち入り調査を行った。この事業所によると、昨年夏頃、複数の男性職員が女児のスカートをめくったり、わいせつな言葉をかけたりしたほか、部屋の一角にバリケードを組み上げて児童を閉じこめたこともあったという。都と区は、事業者に改善を指導。事業所の社長は「職員の行動に目が行き届かなかったのは申し訳ない」と謝罪し、今後は定期的に職員の研修などを行い、事業を継続するとしている。」


by kibouh1 | 2017-02-23 04:08 | 経済 | Comments(0)

気概で解決するか

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ADHD(注意欠陥多動性障害)は今では知られていますが、20年ほど前はほとんど知られていませんでしたが、生きづらさを抱えた人たちはいたはずです。その1人の告白です。

「波多江伸子 ADHDの私から 

知人の一周忌のため神社ヘ行きました。そろそろ祭事が始まる時間なのに、祖霊殿(納骨堂)の中は静まり返って人の気配もありません。やれ、 また日を間違えたかなと思いながら、主催者に電話をすると来月とのことでした。冬晴れの休日。おかげで、満開の梅の花を観賞しながら、ゆっくり境内の散策を楽しめました。

日程を間違えることはよくあります。簡単な引き算もできませんし、上下左右・裏表の区別がつきません。この歳になると、もしかして認知症?と心配されるよ うで、銀行では、挙動不審の 私に「ご家族と一緒に来てくださいね」と優しく振り込みを止められたこともありました。私はADHD(注意欠陥多動性障害)なので、子どもの頃から集中力がなく、忘れ物 や落し物が多く、算数と体育 の学習障害でずいぶん苦労し ましたADHDはアスペル ガー症候群などと並ぶ、注意欠如、多動性、衝動性を特徴とする発達障害の一形態です。大人まで持ち越すこともあり、仕事や家事のミスが多い、約束が守れない、空気が読めない発言を繰り返し、協調性がない人だと思われがち。50代のころ、小児科医の友人に「片づけられない」と愚痴ったら「あなた、発達凸凹だからネ」と言われ、60 でも2人の精神科医にそう診断された折り紙付きのADHDです。 いまさら診断されてどうなる?という話ですが、なにが しかの安堵感がありました。 つらいことも多かったですからね。幸い、私は文章を書くという自分の得意分野で仕事ができています。が、発達障害は二次的に引きこもりや摂食障害を引き起こすこともあります。病気や障害のレッテルを貼る必要はありませんが、家族、教師は早く気づいて子どもの個性と得手不得手を見極め、本人も無理に周りに合わせずにすむ生き方を見つけてほしいものです。(はたえ・のぶこ作家、福岡市城南区)」(2017218日西日本新聞)

大学側には様々な圧力があるのだと思います。軍事研究しないと研究費が足りないなども・・・。文系の縮小の圧力など文科省の押しつけが大学を受け身にしているのかもしれません。

「気概はどこに 天下りで早大  69

早稲田大学OBとして、今回の文部科学省元高等教育局長の母校への天下り問題は、あきれ返って言葉もない。政府の再就職等監視委員会は文科省の一連の行為を組織的あっせんと認定、国家公務員法違反に当たると発表した。鎌田早大総長は当初、再就職規制への理解不足を陳謝しつつも「不当な癒着はない」と発言していた。だが、その後、文科省が違法行為の発覚を防ぐため、双方の口裏合わせの虚偽の想定問答を作成していたことまで判明した。口裏合わせを主導した文科省もさることながら、それに応じた大学側も情けない。

早大には、権力や時勢に左右されない在野精神や自主独立の気概があった。それが学生、OBの誇りでもあった。今回の大学側の対応を見て、校歌にある「学の独立」はどこにいったのかと嘆かわしい。早稲田よ、建学の精神を取り戻せ。」(同前)


by kibouh1 | 2017-02-22 04:23 | 教育 | Comments(0)

「駄目なものは駄目」

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西日本新聞は毎週金曜日、戦争体験特集を掲載してます。

「両親を失って 家事に追われ 78

「お父さん」「お母さん」 と呼び、しっかりと抱き締めてほしかった幼い日。父は戦死、母は36歳で病死。 ここから、私の人生は地獄に落ちた。 小学生時代、遠足が大嫌いだった。みんなお母さんの手作り弁当に、おやつはお菓子。私は自分で弁当を作り、お菓子の代わりに芋をふかし、新聞紙に包んだ。みんながお菓子を食べる時は、いつもそこを離れ、涙を流した。中学に入るころ、叔母の家に引き取られた。叔母はお茶とお花の先生をしていたので、家事はみんな私の仕事になった。朝、七輪でご飯を炊き、後片付けに掃除。これを済ませないと、学校に行かせてくれなかった。叔母のしつけの厳しさに歯を食いしばっても、涙が止まらなかった。心底、戦争が憎い。ある男性と縁があり、2人の娘一に恵まれたことが最大の喜びだった。亡夫と過ごしたこの家からも、ある事情から出ることになった。裸一貫、70代からの再出発となる。遅い出発だけど、健康で長生きしたい。」(2017217日西日本新聞)

抱きしめて欲しかったという言葉に涙しました。

「安保に揺れた あの熱気は今   89

2回目の東京五輪が3年後に開催される。最初の東京五輪前の昭和30年代。激 しい安保闘争で日本中が揺れに揺れた。そのころ、白黒テレビが爆発的に売れた。70所帯の町内に1台しかないテレビが隣の家にあった。まだ幼なかった子どもが見にいって、その家の子に突き飛ばされ、泣いて帰ってきた。安月給だったが、思い切って月賦で白黒テレビを買った。月賦とは何と懐かしい言葉か。橋幸夫と吉永小百合デュエットの「いつでも夢を」が、貧しかった町中や家々に流れていた。国民は歯を食いしばり、頑張った。そして、今の繁

栄がある。「憲法9条を守ろう」が合言葉。機動隊も導入され、安保条約は批准されたが、安倍首相の祖父で当時の岸首相を退陣に追い込んだ。今、革新陣営に元気はない。社会党委員長だった土井たか子氏の「駄目なものは駄目」「やるっきゃない」の名言が思い出される。」(同前)

元気がないのはなぜか。総評の解体・教育への政治介入・経済至上主義などたくさんの要因があるのではないでしょうか。


by kibouh1 | 2017-02-21 05:39 | 社会 | Comments(0)

マスコミの無責任

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新聞のコラムからです。

花時

情感たっぷりの口調に 引き込まれた。東京であった外国人留学生スピ一チコンテスト。全国予選を突破した13人が、異国で学んだことを流ちょうな日本語で発表した。私が気になったのはネパール人男性の話だ▽民族の誇りを大切にするというネパールで、彼は他民族

の女性と結婚した。母国では民族が違えば拒絶され、冠婚葬祭にも顔を出せないとか。親の猛反対 を押し切った彼は「たとえ他の民族であっても同じ人間。私は家族の絆を信じ、民族の鎖を断ち切りたい」と訴えた▽民族や国が異なれば、文化や慣習はもちろん、取り巻く法律事情もさまざまだ。福岡でも多くの国際カップルを見掛けるが、苦労は想像以上だろう。会場には声援を送る彼の姿も。見えない「鎖」に立ち向かう笑顔がまぶしかった。(山下真一)」(2017114日西日本新聞)

特にテレビは豪華な返礼品を取り上げて「ふるさと納税」をあおりました。障害者施設の製品などを返礼品に加えるところもありますが、テレビはそんなものを取り上げません。節税に利用されているという。廃止すべきだと思う。

「ふるさと納税 実質は税収減 82

本紙夕刊の「論」で、烏取県知事や総務大臣を務めた片山善博氏が「ふるさと納税」の欠陥を指摘し、国に制度の即刻廃止を提言していた。一定以上の所得がある人が10万円を住所地以外の自治体に寄付するとしよう。 その人は翌年の住民税などが98千円控除される。その結果、実質2千円の負担で、何と45万円相当の返礼品が得られるという「おいしい」話、つまり税金の目減りがまかり通っているというのだ。自治体同士が税金を奪い合うため高額な「品ぞろえ」に狂奔する。片山氏は暴挙だと憤慨する。本来、この制度は、地方で育った子どもが税金を払う年齢になると都会に出て、地方は税収減と過疎化が進む。そんな寂れゆく郷里への恩返しの制度である。この趣旨を維持するには、寄付先を出身地の自治体に限定するか、返礼品をもっと少額なものにするしか、手はなかろう。く奇妙な返礼品目当てのと「ふるさと納税」。借金が膨れ、財源不足が指摘される中で、税収の実質減を招いている。こんな矛盾した制度は早急に是正されるべきである。」(同前)


by kibouh1 | 2017-02-20 05:13 | マスコミ | Comments(0)

毎日眺める山

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新聞の投書からです。

「「一山百楽」で宝満登頂500回  67

師走に宝満山(福岡県筑紫野市・太宰府市、標高830M)登頂500回を達成した。足かけ9年。上宮にお神酒を供え、お礼と今後の無事の登山を祈願した。私を宝満山に誘ってくれた天国のKさん(1600回登頂)にも報告した。 彼も祝福してくれたか、当日は絶好の登山日和。娘作成のプレートを持ち、記念写真を若いカップルに頼んだ。2人の孫から「登頂 おめでとう」の動画が届く。うるっときた。麓の竈門神社で御朱印を頂き二日市温泉でで汗を流した。なぜ山に登るのか。ある写真家の「一山百楽」の言葉が気に入っている。春夏秋冬の景色。毎回の新しい発見と出会い。登頂千回を目指したい。気が遠くなるが・・・。年80 のペースで6年かかる。70代で数千回登頂の先達が多数おられる。元気パワーを

頂きながら、一回一回ライフワークとして挑戦しよう。」(201719日西日本新聞)

毎日、宝満山を見ます。そのたびに、若い頃の苦い出来事を思い出します。当時、京都から転勤してきた隣の部署の上司が宝満山に行くというのでお供しました。ですが、竈門神社を過ぎたあたりでギブアップ。数年前、登った経験があり、なめていました。上司に悪いことをしました。

 同じ新聞から。涙は語り掛けたのでしょう。

「最期の病室で夫の一筋の涙  68

時折、アルバムをめくっては、その時々を懐かしく思い起こしています。平成26年、次男と三男は最愛のかわいいお嫁さんと巡り合い、幸せな結婚生活を過ごししています。振り返れば、親らしいことをいくつできただろうかと自問自答の時が過ぎていきます。

長男は中学・高校が休みの時、夫の仕事の手伝いをさせられた。叱られたこともあったろう。私が知らなかった「男同士の話もいっぱいできた」と当時を面白おかしく再現してくれる。夫は平成16年、間質性肺炎で仕事をリタイア。組織検査入院時、私のいない所で「もし、何かあったら、お母さんのことは頼んどくぞ」と言われたとか。「僕はお母さんを守っていかないかん」の一点張りで、いまだに独りものです。

昨年2月末、言葉は交わせなかったけれど、家族6 人、病室で見たお父さんの一筋の涙。最期でした。「これからはみんな仲良く、幸せな日々を送っていくように」との精いっぱいのメッセージだったと思います。」(同前)


by kibouh1 | 2017-02-19 05:20 | 高齢者 | Comments(0)