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気ままなつぶやきです


by kibouh1

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誤報は朝日新聞だけか

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新聞の投稿欄からです。

「誤報を教訓に検証徹底して 76

朝日新聞社が福島原発事故での「吉田調書」に基づいて5月に報じた記事は誤りだったと取り消し、謝罪した。従軍慰安婦問題に関する過去の記事も撤回したり、一連の誤報は新聞報道の信頼を揺るがし、国内外に与えた責任は重い。記事は事実と異なったり、思い込みの取材であったりしてはならない。検証のない記事は新聞界全体の信頼を失墜させる。スクープを狙う報道の体質にも誤報の一因があると思う。他社に先駆けようと、急ぐあまり、時間もなくチェツク不足になる。検証をおろそかにすれば、読者を誤った方向に誘導することにもなる。新聞社に都合の悪いコラム掲載をいったん拒んだ問題もあった。言論の封殺を危惧する。

誤報を避けるためにしっかり検証してほしい。それでももし誤報したときには、速やかに訂正し、謝罪してほしい。今回の誤報を教訓に、関係者は報道の責務をあらためて肝に銘じてもらいたい。」(2014927日西日本新聞)

この論議で決定的に欠けているのは、マスコミが正しい情報しか伝えていないという前提かのような論議なのです。そんなに正しい情報が伝えられていますか。

①池上彰氏のコラム掲載拒否は、今、朝日新聞を非難している新聞でもあったと池上氏が明らかにしています。

②例えば、最近の報道で繰り返されたのは、貿易収支の赤字では「原発停止のための燃料入増」のためという政府発表を繰り返しました。これなども再稼働への世論工作ではないか。

③新聞・テレビ各社のトップなどと会食し、政権批判を抑えているとされています。

④イラク戦争時に「大量破壊兵器」があるとして自衛隊派遣を容認した報道を繰り返しました。「大量破壊兵器」が嘘であったことが判明した後、一部検証記事が掲載されたぐらいで、こんなに問題にならなかった。今回は、政権からも批判が出ているが、イラク問題での対応はどう考えのか。

 誤報があっていいという主張ではない。マスコミには客観報道などなく、誤報を非難できる週刊誌・新聞・テレビがあるのだろうかと疑問です。それぞれの主張に沿ったマスコミであってもいいのではないか。客観報道という幻想は捨てたが良いのでは。


by kibouh1 | 2014-09-30 07:50 | マスコミ | Comments(0)

危機感を忘れない

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「親切な若者に胸が熱くなる  46

つい先日、高校空の息子から聞いた話です。友達と一緒に学校から帰る途中、友達の自転車のチェーンに不具合が生じ、困り果てていたそうです。そこに、見に知らぬ20代半ばくらいの男性が通り掛かり、近くに自転車屋さんを知っているか ら・・・と、そこまで連れて行ってくれたとのこと。でも、話はこれで終わらないのです。その自転車屋さんで修理代に千円掛かったのですがその男性は自分で千円札をさっと出し「勉強、頑張ってね!」と言って、そのまま立ち去ったそうです。

制服姿で汗しながら直そうとしている様子が見ていられなかったのか、同じ高校の卒業生なのか・・・いずれにしても、暗い事件が多い昨今、そんな方が近くにいらっしゃるんだなあと胸が熱くなりました

私からもお礼を言いたい。本当にありがとうございました。」(2014915日西日本新聞)

集団的自衛権の行使のための法整備は地方選後に先送りするという。選挙に不利なのは分かっていてやっていることがはっきりしていて、反面は、どうせ国民は忘れるから時間をかせごうというわけだろう。古賀氏の批判は基本的な問題をついている。

「集団的自衛権:古賀氏が改めて首相批判  毎日新聞 20140921日 

 古賀誠・元自民党幹事長は20日、宮崎市内で講演し、集団的自衛権の行使容認を閣議決定した安倍晋三首相について「戦後生まれの初の総理。(戦争を)知っていることと経験していることは違う。憲法議論の前に身内だけの閣議で決定した」と改めて批判した。

 さらに、「集団的自衛権に風穴を開けたら(穴は)どんどん広がっていく。軍部の暴走を止められなかった大東亜戦争への突入と同じように、また来た道へ帰ってしまうのではないかという危機感を持っている」と述べた。」


by kibouh1 | 2014-09-29 07:34 | Comments(0)

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「生活は下向きどこが回復? 67

世の中には理解できないことがたくさんある。その中の一つに政府が発表する「景気は上向き傾向にあり、回復している」という言葉がある。聞くたびにどこが?どこ見て言いよると・・と思ってしまう。アベノミクスとか訳の分からないことを言って、結局は株高や公共事業でもうけた一部の人だけを見ているのだと思う。一般庶民の生活ぶりは見えていない。消費税増税、年金減額などで私たちの生活は下向き。経済状況が明るくなり見通しはない。そんな中、中小企業、個人事業者向けのアンケートが続いた。最初は役場からのものだったので正直に答えて提出。ところがまた似たような調査依頼が国から送られてきた。私はどんな意味があるのか、電話して尋ねた。「出されなくてもいいです。それは破棄してください」と言われた。そんなどうでもいいものをなぜ送るのか、税金の無駄遣いではないかと腹が立った。」(2014922日西日本新聞)

景気と言っても、株価のことでしかない。それをテレビで流して良くなったというし、円安になれば輸出が伸びて景気が良くなるというのに、貿易収支は悪い。輸入が増えていると政府は火力発電の燃料費が増えたというが、震災前と比べて大きく増えた訳ではない。結局は、再稼働への世論工作なのに、マスコミは政府の発表通り伝える。既に大本営発表になっています。株価の対策のために年金までさらに使うという。これでも、マスコミは黙っています。その最大の購読部数を「誇る」読売新聞は特定秘密保護法の制定と実施に深く関わり、朝日新聞の誤報問題も利用して購読拡大を目指しているという。部数は経営的には大事だが、中身がどうなのかと問いたい。

「コラム 気流

読売新聞西部本社が23日、発刊50周年を迎えた。同紙は「発刊時23万部余りだった朝刊部数は現在は約80万部。世界最大部数の読売新聞の一翼を担い、九州・山口でも最もよく読まれている新聞になりました」と報じた。先日も、ある地元経済人が「西日本新聞より読売新聞の方が読まれているんだ」と語ったそうだ。誤解が広がらないよう、日本ABC協会がまとめる新開発行部数を確認した。本紙が現在発行エリアとする九州7県でみると、本紙朝刊の今年8月の発行部数 は約71万部。読売は約62万部だ。「九州最大の発行部数は西日本」の看板に偽りはない。記者の本音で言えば、発行部数より日々の紙面で他紙に

勝っているかが気になる。本紙の「地域とともに歩み、その自立と発展に尽くす」という編集綱領を読み返し、日々実践できているかを自問する。」(2014925日西日本新聞)


by kibouh1 | 2014-09-28 07:52 | 社会 | Comments(0)

「金で政策を買う」

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「(声)献金呼びかけは政治不信を加速 71歳 201491日朝日新聞

 経団連が5年ぶりに、会員企業への政治献金の呼びかけを再開するという。安倍政権の成長戦略の一環として、法人税減税や労働時間の規制緩和など、経済界寄りの政策が顕著なせいだろうか。

 果たして今、国民から「金で政策を買う」と批判される政治献金の呼びかけを再開する時期だろうか。その前に、政財界は日本の現状を直視してほしい。

 アベノミクスも手詰まりになっているようだ。消費税は上がり、所得税も控除見直しの方針、そして脱デフレで物価上昇と、軒並み国民の負担が増えている。それなのに、雇用者の賃金は依然として低迷している。非正社員は年々増加し、昨年は働き手全体に占める割合が36・7%になったという。前年より1・5ポイント増だ。このような状況だから、国民経済を底上げする消費は、上向かない。

 さらに、低賃金の職種や若年層の雇用の問題も看過されている。消費を担う若年層の雇用の改善こそが、景気浮揚に不可欠なはずだ。

 経済構造も、大きく変化している。円安が続いても、生産拠点がすでに海外に移転されていることもあって、経常収支は悪化の一途である。

 このような状況下で、政治献金の再開は時期尚早ではないか。

 政治にしても、「危機突破内閣」をうたう安倍内閣に大いに期待したが、「電力改革」「農業改革」「医療改革」の核心は、あいまいなままである。政治献金再開で、これまで以上に「族議員」や権益団体を助長させれば、政治不信はいっそう加速する。」

こんな意見もあります。

「みんなの広場:経団連の政治献金再開に驚き=67歳 毎日新聞 20140919日 

 経団連が企業献金の呼びかけを再開したというニュースを聞き、耳を疑った。またそのことに対して、自民党の中で数少ない良識の人と私が思っていた谷垣禎一幹事長が「自発的な政治寄付の呼びかけはありがたい」と謝意を示したということにも驚いた。

 普通のおばちゃんの私でも、献金から政党交付金への経緯は覚えているのに、忘れたのだろうか。

 安倍晋三首相はさっそく経団連の榊原定征会長を、政府の経済財政諮問会議の民間議員に起用するそうだ。そのお返しは何だろう。

 また榊原会長は献金を「企業の社会貢献」と説明しているが、政策を担っている政党に献金することが社会貢献だと本気で思っているのだろうか。

 それより、疲弊している若者の支援や子どもの貧困対策に使うことはできないものか。

 このニュース以来もんもんと過ごしていたが、毎日新聞が余録、水説、社説で取り上げており、私も声を上げなければと思った。」

国民をなめている財界と自民党。


by kibouh1 | 2014-09-27 07:39 | 政治・行政 | Comments(0)

儚い命が美化されるとき

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新聞の戦争体験特集からです。

「亡き家族悼みに 父は軍歌に涙 67

父が黄泉ヘ旅立って2年が過ぎた。97歳の大往生で あった。今、生前の言葉が 忘れられない。「兄たちの分まで長生きする」と。兄2人を戦争で亡くし、その母も父の帰国寸前、

父は7年間戦地で戦い、帰国した。その3人の訃報を聞き、たった独りで畑でも泣したという。罪無き人々を犠牲にした戦争は許されない。戦後、肉親の死を乗り越え、私たち家族を守ってくれた父、よく軍歌を一人口ずさみ涙を流していた。戦争のことはあまり語らなかった。いや、語りたくなかったのであろう。その苦悩が分かる。長い間、兄たちの墓参りを欠かさず、私たち子どもにも「戦争は絶対いけない」と言い続けて旅立った。今日の平和が永続するように次世代ヘ語り継いでいくことが供養だと思う。」(2014912日西日本新聞)

「永遠の0=ゼロ」に熱狂する国民に危険な雰囲気を感じます。命を国のために捧げるという意味と、生命をまっとうできなくさせている仕組みが見えなくなっているからです。

憲法学者の青井未帆氏は次のように述べています。

「青井

私が今、危機感をもちながら考えているのは、ふわふわとした抽象論の世界ではなくて、どうやったら親密圏、生活圏から言葉を紡ぎだせるかということです。それを社会の営みとして、どうやったら続けてゆけるか。「私」といったものは、決して私一人のものではなく、私の周りとの関係性によって存在しているということは、いたって普通な、常識的な理解であるはずですが、今後、国家がよりいっそうふわふわとしたものとなっていく時に、断ち切られてゆく危険がある。生きること、生命、命というものがいかに儚く脆いものかを、身体性を含めて考えたいなと思っているところです。」(「ビッグイシュー246 創刊11周年記念号浜矩子・青井未帆」

ある日、突然に奪われる命があります。生きていくことは様々な社会的な条件に制約されています。小さな命が理不尽に奪われています。危険ハーブや自動車で命を奪われる人が毎日のようにあります。それでも、有効な対策はうたれていません。それでも、命の期限を自覚しないで生きているのでは・・・。


by kibouh1 | 2014-09-26 07:55 | 平和を | Comments(0)

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「原発:再稼働反対集会、1万6000人  毎日新聞 20140924日 東京朝刊

 「さようなら原発全国大集会」が23日、東京都江東区の亀戸中央公園であり、九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働反対などを訴えた。当初は東京都渋谷区の代々木公園を予定していた会場を、デング熱感染者の発生で急きょ変更したが、1万6000人(主催者発表)が集まった。

 川内原発を巡っては、原子力規制委員会が10日、再稼働の前提となる審査書を決定した。これに対し集会では、呼び掛け人の一人のノーベル賞作家、大江健三郎さんが「国民的な抵抗の声を上げねばならない」と呼び掛けた。また、反原発・かごしまネット代表の向原祥隆(むこはらよしたか)さんが「一歩も引くことなく、再稼働を断念させよう」と述べた。(以下略)」

規制委員会は審査はしたが再稼働は自分たちの判断の問題ではないとしています。政府が判断するのか。自治体なのか。最終的には総理の責任なのか。それは明らかになっているのでしょうか。下記の投書では大臣宛になっていますが、そこで責任を負うのでしょうか。

「原発再稼働は急がず対話を 72歳

拝啓、小渕優子さま。

九州電力川内原発を皮切りに、日本の原発再稼働の是非を判断する主務大臣である経済産業大臣に就任されたことは大変な重責を担われたことを意味します。

生身の人間が責任を持てる期間は約30年。しかし、放射性物質は数千、数万年の単位で、後の時代を拘束します。お金で解決できる問題とは違って、やり直しできない問題です。既に私たちが製造した使用済み核燃料一つをとっても、後世の誰がどれだけの費用を負担すれば人や生物に無害なものにできるのでしょうか。

私はあなたの父上世代に属する人間の一人として、あなたを含めた子の世代、その子々孫々の皆さまに申し訳ないことをしたとの思いでいっぱいです。どうかお体を大切に結論を急がす、多くの一般国民と対話を重ねてくださいね。敬具。」


by kibouh1 | 2014-09-25 07:08 | 原発 | Comments(0)

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「仲畑流・万能川柳

☆印は秀逸(仲畑貴志選)

☆女将には昇進しない仲居さん 奈良 朱雀門

「こう見えていても」と言うがそう見えぬ 川越 麦そよぐ

太鼓腹三段腹の進化形 坂戸 グランパ

家具売り場あちこち休憩してる人 神奈川 荒川淳

困るのは大スターのまま老いた人 習志野 このてひば

みなケチと分かる町内アンケート 広島 鼻毛のアン

もとが0(ゼロ)だから何倍しても0 川口 かよちゃん」毎日新聞

「朝日叩きかすむ本質・政府の姿勢も検証必要」(2014913日西日本新聞)として、「吉田調書」に関して次のように指摘しています。

「朝日側は11日の会見で「所長の発言の評価を誤った。事後的な感想ということで( 面から)割愛した」と説明した。だが、この部分を削除するのは理解に苦しむ。「命令違反」という記事の骨格と矛盾する発言を意図的に削除した疑いは消えない。一方で、吉田調書などに基づく政府の事故調査委員会報告書が出された20127月当時から、原発の専門家は「吉田調書などを公開し、事故検証や新たな原発の規制に生かすべきだ」と指摘していた

報告書には、吉田調書で明らかになった「われわれのイメージは東日本壊滅ですよ」 「腹を切ろうと思っていた」といった吉田氏の生々しい言葉はなく、原発事故の真の過酷さは伝わらない。政府が2 年以上公開しなかった吉田調 書は、朝日報道がなければ永久に国民の目に届かなかった可能性がある。政府は国民の判断材料となる吉田調書を公開することなく、原発を再稼働しようとしていた。

NPO法人原子力資料情報 室の伴英幸共同代表は「本来は政府が自発的に調書を公開

すべきだった。政府の姿勢も問われるべきだ」と指摘する。」

政府が仕掛けたという説もありますが定かではありません。池上彰氏は、朝日新聞バッシングをしている新聞社からも掲載拒否があったこと、バッシングする側から「売国」という言葉が出てくることの違和感、そして、自社の購読呼びかけとセットにしたパンフをつくった新聞社に対して、懸念を示しているそうです。政治家が報道に介入するのは、彼らが嫌う某国と同じ体質のように思えてくる。


by kibouh1 | 2014-09-24 07:30 | マスコミ | Comments(0)

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「心温かくなる 町ペコロスの母 80

ペコロスの母、岡野光江さんが逝去された。とても残念です。息子さんの雄一さんは大変ご苦労されたと思います。認知症の人の世話がいかに大変か、本紙「こだま」などで知っております。息子さんのユーモアを交えた漫画を見るのを楽しみにしていました。認知症に対する気持ちが少しずつ変わってきました。車いすに腰掛け、息子さんの頭をなでている絵を見ると、なぜか心が温かくなります。認知症にもいろいろなタイプがあり、徘徊や大声でどなり、暴言を吐いたりする人がいる。光江さんは優しく息子さんに接し、息子さんも心からお母さんの世話をしながら、決して認知症のつらさを感じさせない作品でした。

これからも元気に生前のお母さんのことを書いてください。楽しみにしております。最後に光江さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。」(201494日西日本新聞)

IPS細胞による治療により、認知症もその状態を将来は改善する可能性が広がったという。

日本では「少子高齢化」社会と括って論じられるが、それはどうなのだろうという問題提起があります。

高齢者に対する厳しい施策をとっているのがスウェーデンだという。

スウェーデンは、GDP比率の高齢者予算は、10.7%。日本の10.4%とほぼ同じだという。その代わり、子育て支援と障害者福祉に重点を置いているのだという。障害者予算は日本がGDP比率1.0%であるのに対してスウェーデンは5.0%という(いずれも2009年・福祉新聞9月15日)

社会の活力に貢献するところに予算を投入しようということだというが、日本では支持される方策なのだろうか。

藻谷浩介氏は次のように述べています。

「少子化と高齢化 を混同して「少子高齢化」と一緒に呼ぶ人がいるが、高齢化は少子化とはまた別の問題として近未来にたちはだかる。日本が今経験している高齢化とは、一言でいえば高齢者の絶対数の増加、より正確には75歳以上(後期高齢者)、あるいは85歳以上(超後期高齢者とでも呼ぶべきか)の人口の急増のことだ。これを「高齢化率」の上昇のことだと思っていると事態が見えなくなる。これまで何度も使ってきた、国立社会保障・人口問題研究所の2012年中位推計によれば、2040年の日本では、85歳以上のお年寄りが1000万人を超え、他のどの5歳刻みの年齢階層よりも多くなり(ちなみに2010年現在は4OO万人なので二・五倍以上に増え ることになる)、二番目に多いのが六五~六九歳というような状況となる。その20年後の2060年になると、八五歳以上人口だけが1000万人超で、四五~八四歳はどの五歳刻み 年齢階層も5OO万~6OO万人と大差ない状態になるという。さらにその先の2070年 ともなると85歳以上の絶対数も大きく減ることが期待されるので、際限なく続くかもしれない少子化に比べれば、高齢化は時間が解決する問題であるとも言えるのだが、それにしても解決する頃にはこの本を読んでいるほとんどの方が亡くなっている、あるいは超後期高齢者としてからくもご存命であるというようなことになっているだろう。」(「里山資本主義」)

少子化対策といっても、雇用体系を破壊して低賃金でよしとする社会では何をしても精神論で終わるのではないか。少子化対策は雇用問題なのです。


by kibouh1 | 2014-09-23 07:09 | 高齢者 | Comments(0)

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「政務活動費の 「優遇」廃止を 73

「忘却とは忘れ去ることなり」という。そのときマスコミなどで話題となるも、国民性のゆえかいつの間にかそのニュースも関心が薄れていく。そんな世の中であっても、地方議員の政務活動費問題は決して忘れてはいけないと思う。

2012年の地方自治法を改正で「政務調査費』から「政務活動費」に改称したが、変更に伴い各地でお手盛りな使い方が目立つのである。九州でも陳情先への土産代やパソコン購入を認めたり、支給額を引き上げた議会もある。調査研究以外の「その他の活動」にも支出可能となったためである。をちなみに福岡県議の政務活動費は全国5位で年間600万円である。識者が指摘のとおり、訴訟から逃れるための法改正で、議員が都合良く解釈して支出可能としたとの談話には納得した。こうした「優遇措置」は即刻廃止すべきである。政務活動費をそれこそ政務調整する必要がありそうである。」(2014910日西日本新聞)

政治家の横暴を許してきたのも政治への無関心なのではないか。悪いのは政治家だが・・・。

朝日新聞の誤報問題は政治家まで口出して言論の自由を危うくさせるような雰囲気です。朝日新聞に言論機関としての自律がないことも問題ですが、バッシングは異様な状況です。

西日本新聞の解説記事は次のように指摘しています。

「誤報問題 

一部メディア批判加熱

識者「まっとうな枠超え異常」」(2014913日西日本新聞)としています。

「菅義偉官房長官は12日の記者会見で「誤報があった場合、個人や企業、国家の名誉や信頼に多大な影響を及ぼす。責任をもって毀損された名誉の回復に尽くすべきだ」と朝日に注文。自民党の稲田朋美政調会長も「世界中で日本の名誉は毀損されている」と批判。次世代の党の山田宏幹事長は「木村社長の国会招致の必要性はさらに高まった」とするコメントを発表した。政府は11日、吉田調書を公表したが、朝日が調書を独自に入手して報じた520日の会見で、菅氏は政府として公表する考えがないことを強調。同23 には、吉田元所長が調書の非公開を求めた上申書を示し、公開を拒んだ。今回、一転して公開した理由について、菅氏は「1部を断片的に取り上げた記事が新聞に掲載され、独り歩きするとの懸念 が既に顕在化している」と説明した。だが、自民党関係者は、公開で朝日を「記事撤回」に追い込む狙いがあったと証言する。」(同前)

政略で朝日新聞を陥れた可能性が指摘されています。

さらに

「慰安婦問題で朝日が一部記事を取り消したことで、多くの雑誌に「国賊朝日新聞は廃刊すべきだ」(WILL)、「朝日新'聞炎上」(正論)といった見出しが躍った。新聞ではかねて朝日報道を批判してきた、読売が異例の批判「慰安婦報道検証」と題するパンフレットで、読者の反響のほとんどが朝日新聞に対する批判と、読売新聞に期待する声でした」とPR。読売の購読申込先も記載した こうしたメディアの対応について、田島泰彦上智大教授(メディア法)は「誤報へのまっとうな批判の枠を超えている。権力を監視するジャーナリズムが衰退しないか、多様で多元的な議論を提起すること自体がけしからんという社会の雰囲気にシフトしないかと危倶する」と指摘する。」(同前)

読売新聞の報道ぶりは異様な気がします。権力べったりの讀賣新聞がおごる社会は自殺行為にならないのか。そうした意見がもっと出てよいように思う。


by kibouh1 | 2014-09-22 07:35 | マスコミ | Comments(0)

「グラバーの息子」は

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新聞の戦争体験特集からです。

「疎開先からの 脱走繰り返す  80

国民学校5年生の僕は空襲で危険な東京を離れ、北多摩の山寺ヘ疎開させられた。当時、学童疎開とか、集団疎開とか呼ばれたものだ。両親はもちろん東京での生活を続けている。

敗色濃厚の戦局のもと、「少国民」と言われた僕らは国の計らいで、未来の戦力保持のためこうしていた境遇が与えられたわけだ。僕は担任教師の目を盗み、東京ヘ脱走、帰宅した。もちろん無賃乗車だ。母親が泣く泣く僕を連れて再び山寺ヘ。担任教師の罵声とびんたが飛んだ。2度目の脱走は途中で電車を降ろされ、近くの神社 に連れて行かれた。雑音だらけのラジオで玉音放送を 聴かされた。寺ヘ戻されたが、担任教師のびんたはなかった。暑い昭和20815日のことだった。」(2014815日西日本新聞)

「発信箱:米倉斉加年さん=落合博  毎日新聞 20140918日 東京朝刊

 「グラバーの息子」は英国人の父と日本人の母を持ち、長崎で生まれ育った倉場富三郎(英名トーマス・アルバート・グラバー)の生涯を描いた演劇作品で、米倉斉加年(よねくらまさかね)さんが富三郎役のほか演出も担当した。

 太平洋戦争中は軍部に監視され、スパイの疑いをかけられながら日本人として生きた富三郎は敗戦後は父の国を裏切った罪、母の国と古里を原爆で地獄に落とした罪にさいなまれた。そして、1945年8月26日、自ら命を絶った

 米倉さんと親交があり、泣きながら舞台を見たという東京生まれの在日3世、辛淑玉(シンスゴ)さんは「ディアスポラ(離散)の葛藤を見事に描いた作品だった」と評した。英国と日本という二つの国に引き裂かれた富三郎の姿は日本と韓国・朝鮮のはざまで生きる在日の姿とも重なり合うのだ。

 米倉さんは初めて主役を務めた木下順二作のテレビドラマ「口笛が冬の空に…」(61年、NHK)で、韓国人の少年を演じた。後年、日本経済新聞の連載「青春の道標」で「その後の韓国、朝鮮との関わりを考えると、何か不思議なめぐりあわせであった」と振り返っている。

 と言うのも、米倉さんは80年代、朝鮮の民族衣装を着てテレビCMに出演した。いじめられて帰ってきた子どもが「お父さん、うちは朝鮮人なの?」と尋ねると、米倉さんは悠然として「そうだ、朝鮮人だ。朝鮮人で何が悪い?と言っておけ」と答えたという。辛さんからこのエピソードを聞いて胸を突かれた思いがした。

 否定は差別につながる。人種や民族は選べない。生まれた土地が古里なのだ。国を超えた生き方を貫いて米倉さんは亡くなった。(論説委員)」

米倉さんの生き方を見事に示されていると思います。民族差別が世界にも、日本からもなくなりません。なぜ、こうした差別が続くのでしょうか。差別して何が得ですか。嬉しいのですか。差別は自分の否定です。


by kibouh1 | 2014-09-21 07:30 | 平和を | Comments(0)