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気ままなつぶやきです


by kibouh1

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命を奪った力は

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映画「NO」はチリのピノチェト独裁政権を退陣させたチリの人たちの闘いを描いたそうです。監督は次のように述べています。

「最高の賛辞から最悪の批判まで、ありとあらゆる評価を受けた。チリでは、この映画について思いつくかぎりの意見が闘わされたんだ。この映画は国際的左翼勢力による作り話で、ピノチェトを貶めようとする陰謀だという人もいれば、左派の人々からは資本主義を擁護していると批判された。すべての批評に目を通して思ったんだ。『いいことじゃないか、誰もが自分の意見をもつべきなんだから』って」ベルナルもそれに答えて言う。「この映画は、ラテンアメリカに実現した自由の象徴だといえる。カメラさえあれば、すぐに映画を撮り始めることができると証明してみせた点でもね。大企業の後ろ盾なんて必要ない。情熱さえあれば、映画を撮るのに立派なスタジオや機材なんて不要なんだ」(「ビッグイシュー245号」)

チリでは、選挙でできた社会主義政権がピノチェトのクーデターで転覆され、多くの命が奪われました。日本でも、戦争状態でないのに命が奪われています。

この雑誌で雨宮処凛氏は次のように指摘しています。

「戦後69年目の夏に

イラクに 派遣された自衛隊員のうち、28人が帰国後に自殺しているとい うことだ。詳しい背景はまだわかっていないが、私たちはアメリカのイラク帰還兵たちが重いPTSDに苦しんでいることは 知っている。 北海道に行く2週間ほど前に は、沖縄に行った。「戦争の爪痕」を巡る旅だったのだが、初めて「沖縄戦」をじっくり取材して、ただただ言葉を失った。資料館に展示された、赤ちゃんや子どもの遺体の写真。怪我をした人たちが集められていたという真っ暗な洞窟。沖縄戦では、住民の4人に1人が亡くなったという

「軍隊は住民を守らない」。沖縄で、もっとも多く聞いた言葉だ。米軍に投降しようとして日本軍に射殺された人。泣き声がうるさいと軍隊に脅され、親が泣く泣く手をかけた赤ちゃん。「一週間で戻ってこれる」と思い、勉強道具を持参していた「ひめゆり」の少女たち。しかし、女学生たちは最前線に立たされて、動員された半分以上が命を奪われた。

戦争が終わってから、69年。今、 この国の多くの人が、戦争を知らない。戦争を体験した人たちも高齢となり、証言者も減り続けている。そんな時に、戦争を知らない世代の首相によってなされた閣議決定。安倍政権は、春にも別の閣議決定をしている。武器輸出を可能にする内容のものだ。「国外に武器を輸出しない」 という、半世紀貫いてきたスタ ンスを覆したその3ヵ月後、集 団的自衛権行使の閣議決定に踏 み切った。 この原稿を書いている今、イスラエルはガザを攻撃している。死者は既に100人以上。報道によると、イスラエルはレバノンにも砲撃したらしい。数日前、レバノンの友人と食事した。その翌日、彼女はレバノンに帰国した。今、日本の武器が、この先パレスチナやレバノンに撃ち込まれる日が来ないことを祈っている。」

日本から輸出された武器で人命を奪っていくのか。


by kibouh1 | 2014-08-31 07:41 | 平和を | Comments(0)

思考停止にはならない

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「(ことばの食感)「しかし」の魔術 2014823日朝日新聞

■中村明

 文は、断定できるのなら「である」と結び、ほぼ間違いない部分は「であるに違いない」と断定を緩め、もう少し確率が低い場合は「だろう」、さらに可能性が下がると「かもしれない」と終えるのが自然だと思っていた。

 ところが作家の富士正晴は、正確に言えるのは「と思う」ことでしかないと考え、しばらくそれを実践して、いちいち「と思う」を付けていた。そのうち煩わしくなり諦めたというが、たしかに、「である」と言い切るのは、自信たっぷりの感じでいささか押し付けがましい。「と思う」ことでしかないのに、それを省略して単に「である」で間に合わせている場合も多い。

 だが、省略するのとは反対に、論理的には不要なことばをあえて強引に突っ込んでみるという場合もある。

 文章に行き詰まると誰でもペンが止まる。そのあとどう展開すべきか思い悩んで思考停止状態に陥った時、とりあえず「しかし」という接続詞を置いてみると書いていたのは、小林秀雄だったと思う。(以下略)(早稲田大名誉教授)」

良い話なのだが、しかし・・・

「オピニオン > デスク日記

 本紙の20日付朝刊「もの知りタイムズ」面に心温まった。記事を読んで感想や意見を書き、日本新聞協会の新聞コンクールで受賞した福岡県の男子中学生が載っていた。

 中学生が選んだ記事は、家族を介護する男性の苦労を取材し、実情を報告した昨夏の連載「おとこの介護」。その中で、私は肝臓がんの治療をしながら認知症の妻を介護する、熊本市の堀本平さん(75)の日常や、他の男性介護者との交流を紹介した。

 その記事を読んだ中学生は、介護体験があるお母さんと話し合い、介護の大変さや、気分転換の必要性を学んだという。そして、介護が女性の役割という意識を変え、自らも「介護ができる男性になりたい」とまとめていた。

 「若い人が真剣に考えてくれてうれしい」と堀本さんも電話をくれた。介護で孤立し、心中など最悪の事態を招かないためにも、彼のような理解者が広がり、支え合う社会になってほしい。 (木下悟)=2014/08/27 西日本新聞朝刊=」

若い人たちは吸収します。支え合う社会でありたい。しかし、先日、内閣府が発表した調査によれば「,「老後の生活設計について」(55.3%→57.9%)を挙げた者の割合が上昇し,「自分の健康について」(52.4%→49.7%)を挙げた者の割合が低下している。」さらに、子どもとの同居はしないが増加しています。

 年金の先行きもありますし、長生きはしても介護がどうなるか分からない。子どもたちの収入は親世代と違って、非正規が多く、同居するなどの負担は考えにくい。自分が選んだ政治が行なっているだけに文句も言いにくいのかもしれない。

 しかし、介護に対する認識も変わらないといけませんね。


by kibouh1 | 2014-08-30 07:30 | 平和を | Comments(0)

小さな記事に励まされて

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「コラム 花時計

新聞記者を続けている と、自分が何でも分かっているように勘違いして しまう。でもそのうち、自分がいかに分かっていないかを知るようになる。新人のころ、先輩から聞いた言葉を思い出した。先日、沖縄で米軍基地問題を取材したときのことだ。194589日、米軍のB29が長崎に原爆を投下後、燃料不足で出撃基地のテニアン 島に戻れなくなり、米軍 占領下の沖縄に緊急着陸していたことを初めて知った。「沖縄はずっと、大量殺人の基地として使われてきたんだよ」。米軍基地近くに暮らす男性が教えてくれた。戦後70年の企画を担当することになった。知ろうとしなければ情報は入ってこない。今まで以上に目を大きく見開き、耳を澄まして証言を記録しつつ、平和のために進むべき道を探したい。(坂本信博)」(2014822日西日本新聞)

西日本新聞は戦争体験を募集して逐次発表しています。なんとか次世代につなげたい・・。

それと同時に今の問題では、オスプレイを佐賀に持ち込むのに政府は必至です。沖縄知事選からみでしょうが、日本全体をアメリカ基地化するための布石にも見えます。

「オスプレイ反対」 防衛局で座り込み

政府が計画する佐賀空港(佐賀市)への新型輸送機オスプレイ配備と米海兵隊よる暫定利用に反対する市民らが21日、九州防衛局(福岡市博多区)の庁舎前で座り込みをした。防衛 局前での抗議行動は7月中旬に計画が表面化して以来初めて。22日も続け、防衛局 に計画撤回を申し入れる。 この日は福岡、佐賀、長崎など九州各県から約80人が参加。大粒の雨が降る中、「オスプレイ配備撤回!」と書かれたのぼり旗や横断幕を掲げ、「防衛省はオズ

プレイを購入するな」「オ久プレイは沖縄にも九州にもいらない」とシュブレヒコールを上げた。政府の計画では、佐賀空港に駐機場や格納庫などを増設し、自衛隊が導入予定のオスプレイ17機やヘリコプター50機を配備する。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設に伴い、米海兵隊のオスプレイを暫定移駐させる案もある。」

小さな動きでも、反対の動きを知らせてもらうだけで勇気がでてきます。


by kibouh1 | 2014-08-29 07:44 | 平和を | Comments(0)

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日本の独裁政権はどういう特徴は次のようなものだという。

「暖昧さを一掃する国家主義 戦後民主主差の否定ではないか」で内山節 立教大大学院教授は次のように定義しています。

「今日の日本の政権が目指しているものは、この曖昧さの一掃 である。政治においても企業経営においても、誰が支配権をもっているのかを明確にしようとする動きがつづいている。企業をみれば株主の支配権を明確にしながら、経営トップの方針に従業員は従うというかたちがつくられ、この変化が、経営方針のもとで使い捨てられる人々をふやしてしまった。

政治でも同じことがすすめられている。日本の支配権をもつのは大統領的権限をもつ首相であり、その命令下で動く政権であり、しかもこの政権は憲法にも縛られずに、憲法解釈を自由に変えることができる、そういうことを目指しているのだということがわかったのが、集団的自衛権をめぐる憲法解釈の変更 であった。 戦後の日本は国家とは何かも また暖昧だった。それぞれが、 さまざまな国家観をもっていたといってもよい。この暖昧さを一掃し、国家を明確化する。このような方向で今日の政治はすすめられているのだから、それは暖昧さとともに展開してきた民主主義や平和主義の否定という性格をももっている。」(201488日西日本新聞)

こうした強権的な動きに希望を失いつつある人もいます。その参考になると思いましたので、チリの経験を紹介します。

ドキュメンタリータッチの映画『NOノー』では、軍事独裁政権下でも民意を反映させたという。

「長らく軍事独裁政権を敷いていたアウグスト・ピノチェトは、国際 的な圧力を受けて、自身の大統領任期の延長の是非を問う国民投票の実施を決定する。反対派陣営は、1日に15分間だけ与えられた放送枠を有効に使うため、 若く血気盛んな広告マン、レネ・サアベドラ(ガエル・ガルシア・ ベルナル)を口説き、雇い入れた。 恐怖とあきらめに覆われた人々 の心をどう動かすのか、レネは 広告マンとしてのプライドをかけ、独創的なアイディアで勝負に挑んでゆく。ベルナルは、活気に満ちた撮影現場について握り返る。「民主主義とは何か、当時のチリで何が起きたのかをみんなでブレインストーミングしたり、調べたり、自分でじっくり考える時間をもてたよ。民主主義がどのように今のチリをかたちづくったのか。大局がいかにがらっと変わったか、88年に何が起き、世界の他の国々にそれがどのように影響を与えたのか」(「ビッグイシュー」)

国民がどれだけ考えるかが最終的な決め手なのでしょうか。


by kibouh1 | 2014-08-28 07:13 | 社会 | Comments(0)

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2009年オバマが語った核なき世界は、その演説の一部のみが世界に広まった。オバマは様々な留保・条件をつけているが「核なき世界」へと向かうものと幻想を広げた。

「国連では多くの国々が〈核廃絶〉を決議し、二OO年五月に行われたNPT( 拡散防止条約)再検討会議には、被爆者百人を含む日本人二千人が参加した。だが会 場の周りで原爆の被害説明と核廃絶ビラを配ったある日本人女性は、冷ややかな米国民の反応に当惑したと言う。「いったいどうして?被爆者の実態を見せて一緒に手をつなごうとした私が、よりによって原爆を落とした側のアメリカ人に罵倒されるなんて」

彼女は知らなかった。アメリカではほとんどの学校で、原爆投下を「正義の行為」として教えていることを。」(堤未果著『もうひとつの核なき世界』)

 ここには、被爆国としてのみの視点からの戦略では世界を相手に核廃絶をアピールことはとても困難であることを示しています。

 そして、それはアメリカに止まらず、韓国でも7割程度が「植民地からの解放」に厳罰は大きな力になったと思っているという。

「プラハ演説を評価され、ノーベル平和賞を受賞したオパマ大統領は授賞式で〈戦争の正当性〉を力説、ここで多くの人々がショックを受けることになる。ある反核団体幹部は私に言った。「これは何かの間違いだ。きっとオパマ大統領に、私たちに計り知れない何か恐ろしい圧力がかかったに違いない」だが本当にそうだろうか。オバマ大統領のもたらした熱気の裏で、肝心の軍事予算を見るたびに私の気持ちは暗くなった。核関連予算は着々と拡大しており、オバマ大統領が今までの大統領と何が違うのかさっぱりわからないのだ。そうこうしているうちに、アメリカの核兵器刷 新予算は八百億ドル(約八兆円)計上され、うち三百万ドル(約三億円)が核弾頭搭載型の新型巡航ミサイル開発用にあてられるなどというニュースが次々と流れてくる。」(同前)

オバマが日本の民主党と自民党の違いのように根本的な政策に違いがないのと同じような立場にいることを私たちは理解していないのではないか。


by kibouh1 | 2014-08-27 07:44 | 原発 | Comments(0)

新しい基地はいらない

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「(社説余滴)辺野古、かけがえのない海 野上隆生2014812日朝日新聞

 3メートルを超す巨大ナマコ、指先ほどの寄生性巻き貝、背丈が8メートルもの海藻は、南の海では見かけないはず……。

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を取材していて、こんな奇妙な生きものたちに巡り合うとは思いもよらなかった。

 移設先の名護市辺野古沖に広がる大浦湾で、この生きものたちは暮らしている。まもなくそこで、埋め立て前の海底ボーリング調査が始まる。

 普天間移設をめぐる社説では、沖縄に集中する米軍基地の負担軽減を主張し、辺野古への移設にも反対してきた。

 だが、環境問題の観点からも、辺野古移設は極めて不適切な計画だ

 冒頭のナマコや貝から国の天然記念物ジュゴンまで、大浦湾には多様な生物が生息する。黒潮生物研究所(高知県)の小渕正美研究員によると、移設事業を進める沖縄防衛局が行った環境アセスメントでも、目に見えるサイズの動植物を5306種も確認。うち、環境省や沖縄県などが選定した絶滅危惧1A、1B類は計32種、絶滅危惧2類は77種に上っていた。

 アセスは触れていないが、2007年以降、11種の新種、6種の国内初記録種が論文として報告された。

 種数だけでなく、絶滅の恐れのある種、新種の数を見ても「生物多様性は国内有数」と小渕研究員は指摘する。

 ところが、このアセスの結論は「環境保全上、特段の支障は生じない」。一度は意見書で「環境保全は不可能」と批判した仲井真弘多(なかいまひろかず)知事も、最後は埋め立てを承認した。(以下略)」


by kibouh1 | 2014-08-26 07:25 | 沖縄 | Comments(0)

総理は国の何を守るのか

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「薄い危機感?首相に批判

別荘→ゴルフ→官邸→別荘→官邸

首相は21日午前、別荘で北村滋内閣情報官から被災状況の報告を受け、午後に急きょ 車で官邸に向かった。直前には、天皇、皇后両陛下が22日から予定していた長野県軽井沢などでの静養を取りやめられたと宮内庁が発表していた。首相は官邸到着後、午後4

時から関係省庁災害対策会議に出席。ただ当初、この会議に出席予定はなく、政府関係者は「批判をかわすため、首相の陣頭指揮を演出する必要があった」と語った。(略)

首相の対応について、民主党の大畠章宏幹事長は「政権の慢心、緩みが行動に表れているのではないか」と批判。社民党の又市征治幹事長も「行方不明者がいる状況で別荘に戻ったのは常識から外れている」と指摘した。一方公明党の山口那津男代表は「ゴルフを中止して官邸に戻り、しかるべき指示を出した」と問題視しない考えを示した。(金子渡)

「関係省庁災害対策会議」での総理の場面を延々と流すテレビ局もありました。まるで政府の宣伝放送のように見えた。

NHKと官邸との関係では次のような動きもあった。

711日発売の週刊誌『FRIDAY』が、73日放送で 集団的自衛権を取り上げたNHK 「クローズアップ現代」に対して、 首相官邸が圧力をかけたと報じた。 番組終盤に国谷裕子キャスターが、生出演した菅官房長官に「(条件に当てはまらない)他国の支援要請を断り切れるのか」「第3国を攻撃したら、その国から見れば先制攻撃を受けたということになら

ないか」「国民の不安をどう払拭していくのか」などと食い下がったことに対し、その場で秘書官がクレームをつけ、数時間後に官邸からNHK上層部に「誰がこんな番組をつくった」と抗議があったというのだ。」(「ビッグイシュー」)

「政府がメディアに介入しているからだ。NHKの会長や経営委員の人事はもちろん、安倍首相は主要なテレビ局・新聞社の幹部とひんぱんに会食をくり返している。74日には、 テレビ朝日の会長・社長らと夕食 をとリ、その前後から「報道ステーション」の古舘伊知郎がおろされるという噂がネットをかけめぐった」(同前)

最近も、フジテレビの会長と会食しています。政治の放送への介入が際立つ現政権です。

こうした流れの中で「NHK会長に辞任勧告・罷免求める…退職者有志」という報道が、退職者は独立機関としての立場が冒される不安があるとしているそうです。


by kibouh1 | 2014-08-24 07:23 | 平和を | Comments(0)

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新聞戦争体験からです。

「母の手記

815日には毎年、母が戦後40年を経て書き 留めた体験手記を私は静かに一読する。 「夜、警戒警報が出て空襲警報、これは大変だと一番に、1月に生まれたばかりの子どもを 背中におんぶして、防空ずきんとねんねこを持ち、長男は10歳で、この末の子のミルクと水筒を両肩におむつと食料品を背にからわせて、とりあえず避難しなければと夜空をにらみながら、大編隊を組んで次々にやってくるB29。低 空飛行しては焼夷弾や爆弾を落としては去り その連続で息つく間もなく、背中の子どもは死んではいないかと思うほどに「煙と火の粉で地面は火の海・・・」福岡大空襲があった昭和206月、私は生後6カ月であった。けれど何年近くの歳月が流れた今も、あの惨状が思い浮かぶ。当たり前の幸せを誰が奪っていったんだろう。今ある自分を母や兄のおかげとも思う。

今春、女の子の孫が1人増えた。お食い初めのお祝いの後、梅雨の中、皆でそぞろ歩きを楽しんだ。乳母車に赤子を乗せ、10歳年上のお兄ちゃんがこれを押す。兄妹のほのぼのとした後ろ姿に、追随する私は思い知る。平和であればこそ出合えた光景なのだと。(主婦・69歳福岡市南区)」( 2014815日西日本新聞)

「ねんねこ」が分かる人は少ないかもしれません。親御さんに聞いて話題にしてもらえればと思います。この投稿の方へのインタビューも同時に掲載されています。

「2人の母

戦争は多くの人を巻き込み、さまざまな形で 不幸を招きます。私たち家族もそうだつたと、 敗戦後70年近くたった今、そう思うのです。私たちきょうだいは父の仕事の都合で、朝鮮で生まれ育ちました。姉6歳、私3歳、弟生後2 カ月。一家5人は昭和20(1945)9月、やっとの思いで日本にたどり着きました。3年後、 妹を産んだ母は産後の肥立ちが悪く、食糧難もあり3カ月後に亡くなりました。 その3カ月後、幼い子ども4人を抱えた父を みかねて、知人が「後添えを」ということにな りました。私たちの育ての母です。この母も不幸な女性で、新婚2カ月で夫が戦死。夫の死後 彼女は、仕事をしながら義母の面倒をみていましたが、その義母は彼女の籍を抜き「これからは自由に生きなさい」と言ってくれたそうです。実母もこの育ての母も、戦争の大きな犠牲者です。(以下略)」(同前)

このような人たちの努力で命がつながってきたのでしょうか。

「国と国との戦争を 「俺の友だち」の喧嘩に 警えるような陳腐なこともうやめません?

(週刊金曜日2014.6.6)で北原みのり氏は次のように述べています。

「国を「自分ち」とか、「俺自身」に譬えたり、自衛隊を「セコム」とか 「アルソック」に譬える人、いますよね。

「セコムのシールが玄関に貼ってあれば泥棒には入られない。軍隊を持つってのは、そういうこと」みたいな説明、私、実際に受けたことあります。あと、「仲間がボコボコにされてたら、助けるのが当然でしょ?集団的自衛権も、そんなようなもの」と言ってる人もいました。 本人としては「わかりやすく」例を出しているつもりなんでしょうが、そもそも国って、「わが家」に譬えられるものなんでしょうか。」

そもそも国とわが家の喩が成り立つのかと提起しています。

「そりゃ、私の住んでるマンションも、アルソック入ってます。先日、 近所に泥棒が入ったこともあり、周辺の家々がみんなセコムやらアルソックやら加入しはじめてます。もちろん、私は友だちがボコボコにされてたら参戦できる人でいたい。私がボコボコにされてるのに、黙って見てる友だちは残念だと思う。でも・・私と国、私のケンカと戦争は、たとえ「喩え話」としても、同じには語れない。だいたいね、一般市民が想像できる範囲を超えた「力」を持つ国を、「俺」とか「俺の家族」に譬えるなんて、「国家」に失礼だって話でし(↑イヤミです)。」

仲間を助けるのは当然でしょうと矮小化した話は集団的自衛権の説明で聞いたように思います。それが分かりやすい喩えというなら、国民がどれだけ幼稚な存在かというように見られているように私は感じました。


by kibouh1 | 2014-08-23 07:08 | 平和を | Comments(0)


茨木のり子氏の詩からです。

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「水説:もっと説明を=中村秀明 毎日新聞 20140820日 東京朝刊

 先週の水説「『民』はどこへ」について、安倍晋三首相が自らのフェイスブックを通じて反論した。

 調べたところ、在外被爆者の支援団体が、非公式な申し入れをしていたことがわかった。「原爆の被害を受けたのは日本人だけでない。当時の広島、長崎には朝鮮人らがいた」とし、昨年のあいさつの「日本人は、唯一の、戦争被爆国民」という表現を改めてほしいとの要望だった。

 首相の主張は、こうした声を聞き、今年のあいさつに反映させたまでで「国家主義的な政治姿勢」をにじませたわけではないということだ。真意に思いがいたらず、先走った解釈をしたことは反省しなければならない。

 ただ、こんな経緯を知ればなおのこと、なぜ普段の首相はかたくななのかと思う。

 広島の「原爆の日」のあいさつについて、使い回しを批判され誠実さを疑われたのに、長崎でも改めなかった。

 さらに、長崎の被爆者代表との意見交換の場での出来事。被爆者によると、集団的自衛権の行使容認をめぐって「納得していませんよ」と声をかけた代表に対し、「見解の相違です」と言って、会場を後にしたという。

 全国戦没者追悼式のあいさつでは、歴代首相が繰り返してきた「アジアの人々への多大な損害と苦痛」といった加害責任や「不戦の誓い」に、昨年来の批判にもかかわらず、またふれなかった。(以下略)」

そして、自民党・公明党も何も言わなくなり、維新の会などは自民党と同調しており、野党とは言えないように思う。さらに、多くのメディアが韓国・中国との対立をあおることで儲かり、憲法を形骸化している。閣議決定で憲法解釈を変えるというのはクーデターみたいなものではないか。それでも、国民の多くは怒りを示さない。怒っていても表現することが出来ないのではどうしようもなく、辺野古は既成事実が作られている。


by kibouh1 | 2014-08-22 07:52 | 平和を | Comments(0)

人種差別のいく道は

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「米黒人射殺強まる抗議

白人警官?名前出さず

警察、報復を恐れ逃げ腰

【ニューヨーク共同】米中西部ミズーリー州セントルイ ス近郊のファーガソンで丸腰の黒人青年が警察官に射殺 された問題は、抗議活動に収束の兆しが見えない。射殺時の目撃証言も警察に分が悪く、報復を恐れて警察官の名前公開を拒み続ける姿勢と合わせ批判が強い。目撃証言から射殺した警察官は白人とみられている。(以下略)」(2014815日西日本新聞)

貧困の安全弁になっていないか。

「札幌市議が「アイヌ民族いない」 ツイッターで20140818日西日本新聞

 札幌市議で自民党会派に所属する金子快之議員(43)が短文投稿サイト「ツイッター」に「アイヌ民族なんて、いまはもういない」と書き込んでいたことが18日、分かった。書き込みは11日付。

 アイヌ民族をめぐっては、政府は6月の閣議決定で「独自の言語、宗教や文化の独自性を有する先住民族」と明記した上で「民族としての名誉と尊厳を保持し、次世代へ継承していくことは、多様な価値観が共生し、活力ある社会を実現することに資する」とした。

 金子議員は自身のブログでも「『アイヌ』を法的に証明する根拠が現行法にない」と記述。」

日本は「万世一系」という思想は自由でも、事実に目を閉じていないか。

「<ヘイトスピーチ>大阪の女性が提訴…「歯止めにしたい」毎日新聞 818

 インターネット上の人種差別的なヘイトスピーチで、名誉を傷付けられたとして、在日朝鮮人のフリーライター、李信恵(リ・シネ)さん(43)=東大阪市=が18日、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)と桜井誠・同会会長、インターネットサイト「保守速報」の運営者に損害賠償を求める2件の訴訟を大阪地裁に起こした。李さんは大阪市北区で記者会見を開き「ネットや路上でのヘイトスピーチの歯止めにしたい」と述べた。

【李さんら記者会見】主な一問一答

 訴状などによると、李さんはネットニュース上でヘイトスピーチについて批判的な視点から記事を執筆。桜井会長らから昨年1月~今年7月、動画配信サイトやツイッターなどで「朝鮮人のババア」などと差別発言を繰り返され、保守速報には「はよ出て行けよババア」などとする匿名発言をまとめて掲載されたと主張している。

 在特会と桜井会長に550万円、保守速報の運営者に2200万円を請求。在日韓国・朝鮮人へのヘイトスピーチを巡り、個人で損害賠償を求めるのは初めてとみられる。

 李さんは「子供や女性など弱い立場の人ほど人種差別的な言動による攻撃対象になりやすい。心に落書きをされたような気分になり、傷付く」と話した。

 一方、桜井会長は「自らの言論を振り返った方がいい。(李さんが書いた)ネット上のでたらめな記事について反訴を予定している」とコメントした。【松井豊、後藤由耶】」

ヘイトスピーチは意図的な物ではないか。

ナチスのユダヤ人虐殺に代表されるように、人種差別が幸福につながったことはない。南アフリカのマンデラ氏を思えばいい。


by kibouh1 | 2014-08-21 07:09 | 支え合う社会に | Comments(0)