気ままなつぶやきです


by kibouh1

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原発も、原水爆もない国

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原発がないと経済が成り立たないと主張する人たちがいます。だが、原発を憲法で禁止している国があります。

オーストリアは、世界でも珍しい「脱原発」を憲法に明記している国家である。一九九九年に制定された新憲法律「原子力から自由なオーストリア」では、第二項で原発を新たに建設することと、既に建設された原発を稼働させることを禁止している。ちなみに第一項では核兵器の製造、保有、移送、実験、使用を禁止している。つまり、オーストリアは、軍事利用であれ、平和利用であれ、原子力の利用そのものを憲法で否定している数少ない国の一つなのだ。しかし、もともと反原発だったわけではない。実は、一九六九年、当時のオーストリア国民党政権は、オーストリア北東部、現在のチェコやスロバキアの国境、ぎりぎりに位置する街、ニーダーエスターライヒ州ツヴェンテンドルフに原発の建設を決定。七二年には建設が開始されその後完成している。しかし、それは今日に至るまで、一度も稼働されることはなかった。完成してまもなく、反原発運動がオーストリア全土で吹き荒れたのだ。きっかけは九七七年、著名な地震学者が原発の建設地の直下で地震が発生する危険性があることを指摘したことだった。「それでも原発のリスクを受け入れられるのか」。一九七八11月、稼働の是非を問う国民投票が実施された。その結果は極めてわずかの差で反対が 上まわった。なんと、賛成四九・五%、反対五0・五%だったが、これで流れが決まった。翌月には、「オーストリアにおけるエネルギー供給のための核分裂の使用禁止」なる法律を制定。将来の原子力発電所の建設を禁止するとともに、完成したばかりのツヴェンテンドルフ原発の稼働禁止も盛り込まれたのである。そして、一九八六年に起きたチェルノブイリ原発事故。放射性物質がヨーロッパ中にまき散らされると、反原発の機運はさらに上昇。原子力利用そのものを憲法で禁止するに至ったのである。」(『里山資本主義』)

「原発再稼働:48市町、地元同意範囲は「30キロ圏」毎日新聞 20140718

 毎日新聞が国内全16原発の30キロ圏の市町村に実施したアンケートで、再稼働に意向を反映させるべき市町村の範囲を尋ねたところ、「30キロ圏」と答えたのは48市町で、「立地自治体」とした18市町村を上回った。また再稼働にあたり、計40市町村は国が責任を持って判断すべきだとした。(以下略)

誰も安全と言わないで「安全」だとして再稼働する論理的でない国。神風を想像させます。


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by kibouh1 | 2014-07-31 07:28 | 原発 | Comments(0)

命はつながらないと

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新聞の戦争体験特集からです。

「多大な犠牲でようやく終戦 76

満州(現中国東北部)で終戦を迎えやっとの思いで引き揚げてきた者です。終戦は原爆投下がきっかけになった降伏と私は個人的には考えています。当時の政府、軍隊は原爆投下がなければいつまで戦を続けていたかとの疑問もあります。東京、大阪をはじめ主要都市が壊滅的な爆撃を受け、米兵の沖縄陸による島民の膨大な犠牲と戦死者を被っており、終戦を考えることはなかった。そのうえ、若き特攻隊員を帰らぬ人とした。当時、新聞はうその報道を繰り返していた。このような状況下で、原爆は大変不幸なことでしたが、あのままなら政府は日本国民の総玉砕まで暴走しかねなかったのではと考えたりしています。

この考えは私の一方的な思い込みでしょうか。」(2014714日西日本新聞)

戦争が世界で続いています。イスラエル・マレーシア航空機・そして身近な人による殺人事件など、生命の軽さをどのように表現したらいいのかと思います。

「「生命(いのち)の軽さ」…

オピニオン > 春秋

 「生命(いのち)の軽さ」。毎日のように目にする活字や写真や映像が、ガラスの破片のように心に刺さる。学校への砲撃で大けがをしたガザの少女。憎しみに覆われた瞳で銃を握るイスラエルの若い兵士

▼民間機を撃墜してしまったミサイルを発射した誰か。ヒマワリが咲き誇る国の野辺に広がる無残な残骸。モスクワのオランダ大使館前には市民が献じた花束。「ごめんなさい」のカードとともに

▼海の向こうの話、と高はくくれぬ。薬物に朦朧(もうろう)としてハンドルを握るばか者。飲酒運転の誘惑に勝てぬ愚か者。炎暑の車に幼児を残しパチンコに興じる親。理不尽に奪われる命を思うとやりきれない

▼「生命(いのち)はつながる」。映画監督の河瀬直美さんが新作「2つ目の窓」に込めた思いだ。母の死を受け入れられない少女。死期を迎えた母は娘に語る。「私の命はあなたにつながっているし、いつかあなたが生む子どもにもつながっていく。だから死ぬことはちっとも怖くないの」

▼人の生死も自然の大きな営みの一部なのだと。だから人は命を大切に思えるのだと。海や山、人の暮らしの中に「神」が息づく奄美の美しい風景に包み込まれるような映画だ

▼「生命(いのち)は」。吉野弘さんにそんな題名の詩がある。〈生命(いのち)は/自分自身だけでは完結できないように/つくられているらしい〉。命を慈しむような活字や映像に触れると、心のガラス片が一つずつ取れていく気がする。=2014/07/26 西日本新聞」

吉野弘「生命は」では、めしべとおしべがあるだけでは命につながらないと指摘。虫や風が仲立ちしてつながるという。戦争では第3国が、殺人事件では第3者が必要なのでしょうか。第3者になるとき、覚悟も必要なのかもしれませんが。

「生命は

吉野弘

生命は

自分自身だけでは完結できないように

つくられているらしい

花も

めしべとおしべが揃っているだけでは

不充分で

虫や風が訪れて

めしべとおしべを仲立ちする

生命はすべて

そのなかに欠如を抱き

それを他者から満たしてもらうのだ

世界は多分

他者の総和

しかし

互いに

欠如を満たすなどとは

知りもせず

知らされもせず

ばらまかれている者同士

無関心でいられる間柄

ときに

うとましく思うことさえも許されている間柄

そのように

世界がゆるやかに構成されているのは

なぜ?

花が咲いている

すぐ近くまで

虻の姿をした他者が

光をまとって飛んできている

私も あるとき

誰かのための虻だったろう

あなたも あるとき

私のための風だったかもしれない」


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by kibouh1 | 2014-07-30 07:00 | 平和を | Comments(0)

攻撃されれば

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「(元気のひみつ)喜劇俳優 なべおさみさん2014719日朝日新聞

■前を向いてりゃ前向きに

 喜劇役者の大ベテラン。おそるおそるステーキを丸かじりしてもらえないか、と申し出ると「もちろん、いいよ!」。カメラの前で次々ポーズを決めてくれた。75歳。髪は黒々。肌はツヤツヤ。声のハリもいい。師匠の辞書に「後期高齢者」という言葉は載ってないはずだ。

 その師匠、最近はモノカキとして注目されている。昭和のニオイがプンプンする回想記『やくざと芸能と』が話題になっている。少年時代の師匠はチンピラ。渋谷で短刀を握ってケンカしているとき、伝説のヤクザ、花形敬に「向いてない。上の学校に行け」といさめられた。

 本には水原弘、勝新太郎、石原裕次郎ら芸能界の大物や政治家・安倍晋太郎、政商・小針暦二らとの交友録も明かされている。好評につき2作目を執筆中だが「自分は喜劇役者で死ぬと決めている」。80歳になったとき、「なべにしかできない」役を演じることが目標だという。(以下略)

久しぶりに接したように思います。頑張っていますね。

「みんなの広場:そもそも憲法9条とは=高校生・16歳 毎日新聞 20140717日 

 日本国憲法は施行から一度も改正されていない。その中で、いま最も注目されているのは第9条である。日本国憲法の三大原則の一つである「平和主義」の改正にはさまざまな意見があり、守り続けたい派と改正すべき派の二つに大きく分かれる。

 私は小さい頃からよく祖母の戦争体験を聞いてきた。その話を聞いていて恐ろしかったし、祖母が生きて父が生まれ、私がここに存在していることが奇跡に思えた。だから二度と戦争はしてほしくない。ただ、日本は自国を守らなければいけないし、それには最低限度の自衛力では限界があるのではないかと思う。

 そもそも憲法第9条とは何なのだろう。自衛隊の存在自体が既に9条に反しているという意見まであるが、憲法の解釈が人それぞれで違うということが問題だと思う。

 私は憲法改正に賛成だが、簡単にそう言い切れない部分もある。このとても難しい問題に決着がつくのはいつになるのだろうか。」

集団的自衛権は他国が攻撃されていると判断したら派兵できるということで、自国が攻撃したから守るという話とは少し違います。


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by kibouh1 | 2014-07-29 08:41 | 平和を | Comments(0)

利権としての原発では

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「カラビー」にタカ応援仕様と新聞(2014717日西日本新聞)に載っていました。「カラビー」というのを知りませんでしたので、駄洒落かと思いましたが・・・。覚えやすいですね。

学者も電力たかり、自治体首長も。原発も結局は利権になっている。

「「見切り発車」責任暖昧 反原発5団体が会見

九州電力川内原発の審査書案決定を受け、原発の再稼働に反対する五つの市民団体は16日、東京都内で共同記者会見を開いた。審査書案を了承した原子力規制委員会の判断を「見切り発車だ」と指摘。これを機に再稼働に向かおうとする政府の態度にも「安全責任の所在が暖昧なままだ」と批判した。

「ひどい。福島第1原発事故の原因究明も終わっていないのに」。脱原発を訴えている「原子力市民委員会」メンバーの奈良本英佑法政大学名誉教授は怒りを隠さなかった。九電の火山対策は不十分とし「規制委は科学的、技術的検討をすっ飛ばして『妥当』と結論づけた」と非難した。審査書案418ページのうち、テロ対策はわずか5ページ。九電はテロに対処する設備や手順を今後整備する方針しか示していないが、規制委は「適切」と判断した。NPO法人原子力資料情報室の伴英幸共同代表は「まだ机上の空論なのに『合格』とは奇妙だ」と述べた。環境経済研究所の上岡直見代表は「規制委は基準に従って審査するだけで、政府は基準に合えば再稼働するとしているが、電力会社や自治体も合めて、誰も安

全に責任を負わないまま再稼働するのか」と疑問を示した(島さとみ)(同前)

「原発利権を追う 裏金システム)県知事、何かと世話になる/裏金の額、発電所数も考慮  2014721日朝日新聞

 中部電力が建設会社に工面させた裏金を使って知事対策をしてきた狙いについて、中部電元役員は「県のトップには何かと世話になる」と説明した。電力事業を地域で独占してきた電力会社と、地方政界に君臨する知事との密接な関係を物語る証言だ。▼1面参照

 原発の建設や運転、廃止の手続きを定めた原子炉等規制法上、知事は法的権限を持っていない。だが、県を含め原発の立地自治体は電力各社と安全協定を結んでおり、地元の同意がなければ施設の新設や再稼働は進まないのが現実だ。

 元役員は地元の反発をかわすことを「たがを外す」と例えた。「電力会社は事業をつつがなく行うため地元の束縛というたがを外したいと思っている。知事ら地元ともめると大変な状況になる」

 新潟県にある東京電力柏崎刈羽原発は典型例だ。早期の再稼働の方針を盛り込んだ東電の事業計画に泉田裕彦知事が強く反発。再稼働を容認しない姿勢を示し膠着(こうちゃく)状態が続いている。

 中部電も約25年前、管内の石油火力発電所の事業計画変更で地元知事から強く反対され、計画撤回を余儀なくされた。中部電が知事選で裏金を支出したのはこうした状況を避ける狙いがあったとみられる。(以下略)

いろいろ言っても利権がらみなのだ。日本の将来など考えていない。


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by kibouh1 | 2014-07-28 07:43 | 原発 | Comments(0)

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「みんなの広場:重要な歴史書類を闇に葬るな=65歳 毎日新聞 20140720

 最高裁は14日「沖縄密約文書」の開示を請求した西山太吉元毎日新聞記者の訴えを棄却した。1審と2審は情報開示にあたって立証責任を行政機関に負わせていたが最高裁はこれと全く逆で請求者側に負わせた。

 三権分立のはずがこんなところにも安倍晋三政権の影響があるのだろうか。秘密文書は米国では数十年後には開示されている。それを日本の研究者が発見し、今回の開示請求となった経緯を考えると国政に携わる者は開示が前提として職務遂行せねばならない。

 しかし特定秘密だからと国民の貴重な情報が永久に闇に葬られるとしたらどうであろうか。「何が秘密かそれは秘密です」という特定秘密保護法がろくな審議もなく強行採決された昨年のことを思い出す。日本の貴重な歴史情報を外国の政府機関から三十数年も経てから知るなどおよそ文明国とは言えまい。

 開示の制度によって為政者に緊張を持たせ、歴史の検証に堪えるようにすることが今こそ求められる。」

ここではふれられていませんが、開示されていない情報があるというなら、言う方がさがしだして示せと言う。常識的に考えられない裁判が行われています。投書の方は福島とありましたが、原発事故の事故調査報告書も、情報が隠蔽された上に、報告書が無視されました。彼らは、都合の悪いところは隠して都合のいいところだけ取り出そうとしています。これが近代日本の悪弊です。また、原発事故も、情報隠ぺいも繰り返されます。


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by kibouh1 | 2014-07-27 07:41 | 平和を | Comments(0)

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「平和国家どこへ 

外交カード 「疑似冷戦」に現実味

「歓迎だ。作戦協力の拡大契機になる。集団的自衛権は北東アジアの安全保障を維持する鍵だ」 527日、首相官邸。自衛隊の招きで来日した米海軍制服組トップのグリナート作戦部長は、安倍晋三首相から安保法制論議の説明を受け、同盟強化につながると賛意を示した。東、南シナ海に進出し、「力」で地図を書き換えようとする中国。「核」開発を生命線とする北朝鮮。対する日米の視線は、年末の日米防衛協力指針(ガイド ライン)改定に向く。グリナート氏は海上自衛 隊の河野克俊幕僚長とも面談。日本に求める集団的自衛権を三つ示した。「弾道ミサイル防衛」「機雷掃海」「東シナ海の共同作戦」。指針に書き込まれるのはほぼ確実だ。米国は年間約50兆円に上る国防費削減を迫られている。将来、国際紛争が起こるたびに、自衛隊出動の圧力を強める可能性は高い。

そのとき、日本にはもはや、「憲法9条」という拒否の口実はない。(以下略)」(201474日西日本新聞)

この記者は中国が「疑似冷戦」を志向すれば衝突の可能性があるとしています。だから、集団的自衛権を認めよというのでしょうか。こういう論調はいかがなものでしょうか。


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by kibouh1 | 2014-07-26 07:15 | 平和を | Comments(0)

アメリカのために

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新聞の相談からです。

「友達がいなくて孤独です

もともと人付き合いが得意ではなく、親友や気軽に付き合える友達がいなくて時々寂しさを感じます。子どものころにいじめられたことや、結婚を機に親友と絶縁状態になった経験も関係しているのか・・・。普段は育児に家事にと幸せに過ごしていますが、ふと孤独感に襲われます。どう考えて生きていけばいいのでしょう。(40代、母親)」(2014722日西日本新聞)

人づきあいが苦手で、幼稚な発想しかないので、友達づきあいは苦手です。私が親しくさせてもらった人は二人とも50歳までに他界しました。そして、障害者団体の活動や福祉の現場での仕事で、日々、それだけで精一杯でした。その意味では単調な生活だったと言えます。相談者はここ10年程度は友人関係を保つことは子育てもあり、ほぼ難しい時期だったと思ったがいいのではないか。だが、友だちを新たに作るのもしんどいかも。ボランティアや趣味・近所づきあいの中から友達を作るという意識で一歩踏み出してみたらと思います。アドバイスできるような経験がないのにおこがましいですが。

「拝啓、安倍首相」(2014715日西日本新聞)として再び同じメンバーで書かれたもののひとつです。「米国に甘すぎるのではないですか」として九州大准教授施光恒氏は次のようなことを述べています。

「各種報道によれば、貴殿をはじめとする政権幹部は株価に内閣支持率が左右されると考え、株価の引き上げに躍起になっているそうですね。最近の株価は海外投資家の動向に大きく影響されるため、一般国民よりも海外 投資家の評価を気にして政策立案を行っているようにみえてなりません。」

これは株価が景気の指標という世論操作も加わっていると思います。

「「消費税を上げる一方、法人税を大幅に引き下げる」、「年金積立金管理運用独立行 政法人(GRIF)の年金運用方針を修正し、株式投資の割合を拡大する」、「企業統治を強化し、米国型を導入する」などはいずれも株価上昇 のため海外から投資を呼び込む政策だと見受けられます。「岩盤規制の打破」もこの類でしょう。貴政権は「医療、雇用、教育、エネルギー、農業」などを「規制産業」と称し、規制緩和に力を注いでいます」

この手法は師匠・小泉氏のワンフレーズと同じです。さも改革者のような雰囲気をつくりながら、国民の権利を奪っていくやり方です。

「今回の集団的自衛権の問題も、日本国民の将来の安寧一を真剣に考えた結果というよりはむしろ、米国の世界戦酪の一翼を担うよう強く求められた結果に過ぎないのではないかと邪推してしまいます。安全保障は国の根幹です。他国におもねらず正当な手順を踏み、日本の安全を長きにわたっていかに確保するか、国民的議論を丁寧に積み重ねていく必要があるはずです。」


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by kibouh1 | 2014-07-25 08:23 | 平和を | Comments(0)

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テレビの影響かもしれないが・・・。

「弱者を助ける子の夢に感服 66

本紙4日付「ふくおか都市圏」版の「僕の夢私の夢」を読んで驚いた。小学校6年生の女子児童の夢は「労働基準監とく官になること」と。同年齢のころのわが身に照らしてみれば、そういった言葉、職業の存在すら知らなかった。なりたい理由に「間違った働かせ方をする会社から労働者を守りたい」「みんなが安全で働きやすい環境を助ける人に、あこがれているから」と続く。周りに、そのような職に就いている方がおられるのだろうか。社会の仕組み、現状をしっかり勉強している大人顔負けの考え方であり、感服してしまう。望まない非正規雇用、ブラック企業、過労死など働く人を大切にしないこの国の今を憂える私にとって、心強い味方の出現だ。彼女の成長が楽しみだ。人々が安心して働き、希望が持てる国づくりのために、夢に向かってまい進してほしいと願っている。」(2014716日西日本新聞)

「残業代ゼロ、賛成ですか? 大嶋辰男2014719日朝日新聞

残業代ゼロ、賛成ですか? 財界の声を受け、政府が「残業代ゼロ」に向けた法改正を検討しています。企業にとっては人件費の圧縮になり、社員もサッサと帰宅できるとか。でも、そんな一石二鳥のうまい話なら、とっくにそういう世の中になっているように思うのですが……。不勉強ですかね?

■国や職場に根強い不信

 毎年、第一生命が募集している「サラリーマン川柳」には笑わせられる。過去には、こんな作品があるのを発見した。〈残業も 毎日続けば 定時です〉(第20回)〈5時過ぎの 「ちょっと」の声が 命取り〉(第17回)

 アンケートの結果を見てみよう。約8割の人が「残業代ゼロ」に反対している。「人員削減で同じ仕事量を少ない人数でこなしている現状をわかっていない」(山口、59歳女性)、「パワハラやブラック企業が増えているのに、ますます労働環境が悪くなる」(大阪、61歳女性)。

 残業がしたくてする人はそうそういない。反対意見が多いのは政府の政策や会社の姿勢に対する不信感が大きいからだろう。「バブルがはじけると成果主義、実力主義で評価するとなったが、相変わらず。業績をあげた人が出世したわけではない」(東京、53歳男性)、「小泉政権時代、労働法制の規制緩和が行われたときも『自由な働き方が選択できる』と言われたが、非正規雇用が増え、生活自体が成り立たないワーキングプアが急増した」(山梨、58歳男性)……。

 私たちはどういう風に働き、どういう社会を築いていくのか。政府の議論では社会や国づくりの根本についての哲学や理念が見えてこない。「同僚には残業代込みでやっと生活している人もいる」(埼玉、47歳女性)、「私は公務員だが、サービス残業が常態化している。このままでは精神に異常をきたす」(神奈川、41歳男性)、「中小企業の社員にはそもそも残業代が満足に出ていない」(東京、56歳男性)と怒りの声が続出した。

 かたや、「無駄に残業している人がいる」(山梨、62歳女性)、「成果に対して支払われるのが賃金」(東京、60歳女性)という指摘も一理あるが、「それならば、なぜ1千万円以上の社員が対象と、まず金額ありきの議論なのか……」(埼玉、46歳男性)。(以下略)」

無駄な残業はその企業の姿勢の反映。自由な働き方の選択として非正規雇用が増え、労働者の収入は減り、貧困が拡大しました。今度は残業代を「岩盤規制」だと攻撃して穴をあけるのだそうだ。


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by kibouh1 | 2014-07-24 07:30 | 働く | Comments(0)

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「憂楽帳:人口減少の時代に 毎日新聞 20140712日 中部夕刊

 「定住・交流促進」

 過疎に悩む自治体で叫ばれる言葉が、愛知県豊川市で、次期総合計画に盛り込まれる。人口減少を明確に位置づけて、地域の将来像を考えるという。今月の定例記者会見で示された。

 驚いた。同市は、東名高速道路、名鉄とJRと2社の鉄道が通り、大手企業が多数入る企業団地もあり、農業生産も盛んな、比較的恵まれた場所だ。それでも、人口は2008年の約18万人余をピークに、40年には約2万5000人の減少が予測される。担当課は以前から危機感があったとし、「カネをかけて何でも作ったり、人を呼び寄せたりするのではなく、新しい豊かさの指標が要る」と話す。

 人口減少の時代、右肩上がりの成長を発展モデルにする時代ではないのだろう。(以下略)」

消滅する自治体などシンクタンクが言うが、成長のための道具にしか見ない人間ではなんの意味もない。地域が豊かになるというのは人口ではない。なのに、原発誘致して、故郷を奪われたところもある。そこの意味をじっくり考えないと、良かれと思ったのにとなります。

「原発再稼働:30キロ圏44市町村「条件に避難計画も」毎日新聞 20140717

 毎日新聞が国内全16原発の30キロ圏にある市町村に実施したアンケートで、避難計画など原子力防災の整備を再稼働の条件にすべきかどうかを尋ねたところ、「条件にすべきだ」と答えたのは九州電力川内原発周辺の4市町を含む44市町村に上り、「すべきでない」の31市町村を大きく上回った。原発事故が起きた時に住民の命を守る手立てが整わないまま再稼働が進むことに、多くの市町村が懸念を抱いていることが分かった。(以下略)」

再稼働でもどう考えるか。勇気をもって意見を述べるときが来ています。


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by kibouh1 | 2014-07-23 07:54 | 支え合う社会に | Comments(0)

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川内原発は基準に適合した規制委員会は言うが、「安全だとは言わない」。政府は、規制委員会が安全だというから再稼働する。地元は政府が言うからだという。誰も責任を負わないという日本的な仕組みだ。福岡に来た総理は財界人に「再稼働させますよ」と言ったという。政治判断はしないとしていたのに、規制委員会の委員を再稼働容認派を入れたのは政権ではないか。

「原子力規制委員会は16日、九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の安全対策を事実上「合格」とした。再稼働に向けた手続きが大きく進んだ形だが、原発から半径30キロ圏にある医療・福祉施設の9割超は、 入院患者や入所者の避難計画が未策定。在宅のお年寄りなどの移動方法や、避難先での医療・ケアの確保も見通せない。原発事故への備えが整わないまま見切り発車にならないか。関係者は不安と焦りを募らせる。」(2014717日西日本新聞)

避難計画が出されたが、高齢者などの計画はずさんだ。

「お年寄り、障害者、・・・備えまだ

避難計画策定進まず

「再稼働が現実味を帯びるにつれ、不安が膨らんできた」。同県いちき串木野市の主婦(61〉は、母親(84) の介護の手を止めて訴えた。母親は認知症で、介護の必要性が最も高い要介護5。会話はできず、車いすのためトイレ、入浴、食事などは手助けが必要だ。主婦は仕事を辞め、原発の南東20キロの自宅で付きっきりで世話している。

市の計画では、在宅の障害者は家族と避難する。母親は、主婦が自家用車で同県指宿市の小学校に連れて行くことになるが、渋滞がなくても2時間半かかる。母親が避難所の共同生活に耐えられるとは思えない。

福島の事故では避難先で死亡した患者が少なくなかった。考えるほど「避難しない方がいい」と思う。しかし、家に残っても介護用食材やおむつは手に入るのか。医者は来てくれるのか。そして、どのくらい被ばくするのか。不安は尽きない。

(64)は九電の関連会社員で県外に単身赴任中。「原発が動かず会社の経営は苦しい」と漏らしていたが、主婦は市民団体の再稼働反対署名に応じた。関係自治体によると、30キロ圏内でべ同じように自宅で暮らす高齢者や障害者などは約14千人に上る。原発から東に8キロ。薩摩川内市の特別養護老人ホ一ムは県の指導で6月下旬、鹿児島市と同県姶良市の老人ホーム2カ所に移転する計画を作った。入所65人全員が自力で動けない。避難には車いすごと積める福祉 車両が32台必要だが、施設に4台しかなく、ピストン輸送すれば職員に何度も被ばくを強いる「どう対応すれば・・・」。男性事務長(61)は黙り込んだ。」

(略)

30キロ圏にある244の医療・福祉施設のうち、事故時の避難先が決まったのは10キロ圏の17カ所のみ。定員1529人の92%は未定のままだ。(同前)」


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by kibouh1 | 2014-07-22 07:10 | 原発 | Comments(0)