気ままなつぶやきです


by kibouh1

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元吉本興業の木村政雄氏がラジオで「病院が年寄りのたまり場になっている」から麻生氏の提案には賛成だと述べた。年寄りが病院に多いのは当たり前だ。それを社会保障費を削減して企業に回したい政府や財界・そしてマスコミの宣伝をそれこそ鵜呑みにして垂れ流しています。ラジオを聞いていて、たしかに自由な発言の良いところもありますが、自分の考えの宣伝の場のように利用している人が多すぎます。

「(声)10万円支給で医療費減らない 77歳

 麻生太郎副総理は、参院議員のパーティーで「70歳以上で、年に一度も病院に通わなかった人には10万円あげる」というアイデアを披露したという。こんなアイデアで膨らむ医療費を抑えられるとでも思っているのだろうか。
 70歳以上の日本国民の一人として、副総理という要職にある麻生氏が、こんなに国民を愚弄(ぐろう)した浅はかな考えを披露する傲慢(ごうまん)さにあきれると同時に悲しく思った。
 誰しも病気になりたくてなるのではない。老いとともに病気になることも多くなるであろう。しかし、麻生氏が言うように「10万円あげますとなったら、ちょっと病院行こうかな、という人が行かない」ということになるだろうか。10万円欲しさに病院に行かないというほど日本人の心が貧しいとでもいうのだろうか。
 高齢化社会を迎え、医療費が年々増加していることは事実であろう。しかし、麻生氏のこんな小手先のアイデアで高齢化社会に対応できるとは思えない。高齢者の立場に立って、人間性を尊重した政策を立案、実施する政治を望みたい。」(2013年4月30日朝日新聞)
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私は10万円くれるなら行かないという人も相当数いるだろうと思う。それだけに、麻生氏の傲慢さを許してはならないと思う。

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by kibouh1 | 2013-04-30 14:57 | 高齢者 | Comments(0)


「 【コラム】 筆洗 2013年4月28日 東京新聞

 <パスポート笈(おい)底深く復帰の日>。『南島俳句歳時記』(瀬底月城著)から志多伯得壽さんの句を引いた。笈とは背負って歩く木製の箱。沖縄が復帰するまでの間、本土への渡航に必要だったパスポートをしまい込んだ感慨を詠んだのだろうか▼一九五八年、夏の全国高校野球大会に沖縄代表として初出場した首里高校の選手もパスポートを携えて渡航した。甲子園のグラウンドから土を持ち帰ろうとすると、検疫で「外国の土」とみなされ、那覇港で廃棄させられた▼五二年四月二十八日、サンフランシスコ講和条約が発効し、連合国軍総司令部(GHQ)の占領が終わった。沖縄にとってはさらに二十年間に及ぶ米軍統治の始まりだった。米軍基地はそっくり残り、再び本土の「捨て石」にされたのである▼政府はきょう、主権回復を記念する式典を開く。仲井真弘多沖縄県知事は欠席する。当然だ。沖縄にとっては、祖国から切り離された「屈辱の日」なのだから▼「憲法改正よりも日米地位協定を改定することが主権回復だ」。保守系の翁長雄志那覇市長が語っていた。こうした正論は安倍晋三首相の耳には聞こえないようだ▼講和条約と同時に結ばれた日米安保条約の下で沖縄の人々が強いられてきた犠牲は、本土のメディアや国民の無関心によって一層強められた。「屈辱の日」に立ち上る声に耳を澄ませたい。」

天皇の政治利用の懸念が示されていたが、式典の最後に「天皇陛下万歳」が叫ばれ、総理も万歳しました。政治的な利用と国民主権を定めた憲法に違反します。地位協定に減給すらしないで何が万歳なのか。公明党委員長は懸念を示したというが、式典賛成した時点で予測できないとすれば、その政治感覚もどうかと思う。
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by kibouh1 | 2013-04-29 08:32 | 平和を | Comments(0)

時代に寄り添う歌で

時代に寄り添う歌で

明治44年生まれの父とは仲が悪かったというか、親子の関係が築けなかった。それは、今では私と息子の関係になっています。その父がよく歌ったのが「かえり船」です。父もまた敗色濃厚な時期に召集された高齢の兵隊さんでした。兵隊で殴られ片方が聞こえなくなっていました。

「【コラム】 筆洗 東京新聞 2013年4月26日

 その歌声そのものが、昭和の記念碑だった。きのう九十四歳で亡くなったバタやんこと田端義夫さんの歌には、戦争と再出発という時代の喜怒哀楽が、封じ込められていた▼♪名残りつきない 果てしない 別れ出船の 銅鑼(かね)が鳴る 思いなおして あきらめて 夢は潮路に 捨てて行く…。デビューの翌年、一九四〇年に出した「別れ船」には、戦地に赴く兵士の心が刻まれた▼敗戦翌年のヒット曲「かえり船」は、傷ついた兵士を迎える歌になった。♪波の背の背に ゆられてゆれて 月の潮路の かえり船 霞(かす)む故国よ 小島の沖じゃ 夢もわびしく よみがえる…▼田端さんは、復員兵を乗せた列車が到着する大阪駅のスピーカーからこの歌が流れるのに居合わせた。皆じっと聞き入り、涙を流す人もいた。その時、歌手になって本当によかったと思った、と自伝『オース!オース!オース!』に書いている▼貧しい家に育ち、小学校は三年半しか通えなかった。ごちそうは、紅しょうが。それをおかずに白米ではなく、おからを食べた。苦労して育ててくれたお母さんが五五年に亡くなった時、田端さんは紅しょうがを大量に買い、薄く切りそろえて、棺(ひつぎ)の中に赤い花のように並べたそうだ▼時代の哀(かな)しみに寄り添って歌い、そうすることで人々を励ました。あの笑顔を思いつつ、心中で花を手向けた人も多かろう。」

父もまた心をなぐさめてもらったのでしょう。大声で歌うのは迷惑でしたが、ようやくその気持ちが分かるようになりました。

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by kibouh1 | 2013-04-28 14:39 | 支え合う社会に | Comments(0)

今のRKBはと思った



「コラム> 春秋

 役柄を演じきれる俳優は数多くいる。人物になりきるためには何だってやる人は、そう多くはない。俳優の三国連太郎さんは逸話をいくつか残して先日90歳で亡くなった
▼台本にはないのに、土を食べた、という話もある。足尾銅山鉱毒事件の被害者救済に命をかけた田中正造を演じた「襤褸(らんる)の旗」(1974年)でのことだった。鬼気迫る演技が共演者を驚かせた
▼骨太のメッセージを体現する役が似合った。テレビの「記者ありき」(77年、福岡市のRKB毎日制作)も忘れられない。リポーター役の三国さんが、反骨のジャーナリストと呼ばれた男に同化していく斬新な作りのドキュメンタリーだった
▼ドキュメンタリーの雄といわれたRKBの木村栄文(ひでふみ)さん(2011年没)が、菊竹淳(すなお)(六皷(ろっこ))という記者に、三国さんの役作りを通して迫った。木村さんの作り方と、三国さんのなりきり方が、響き合っていた
▼六皷は福岡日日新聞(西日本新聞の前身)の主筆だった。小社の先輩のことなので恐縮ですが、戦前の五・一五事件で軍部を敢然と批判し、威嚇にひるむことなく憲政擁護の論を張った。その筆は社会全体の暴力的風潮にも向いた
▼木村さんが残した諸作品は各地で再上映の企画などを時々聞く。軍うんぬんはともかく六皷のような筆が必要とされる日本に二度となってはならない。三国さんは木村さんに今ごろ泉下でそんな話もしているかもしれない。 =2013/04/23付 西日本新聞朝刊=」

RKBの木村さんも凄かったが、菊竹のことも伝えられているとは思えない。ラジオでRKBを聞くのですが、コメンテーターの人選の偏りやパーソナリティーにOBが多いだけでなく、自分の意見発表みたいなことをしています。こういう会社の風通しはどうんのでしょう。

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by kibouh1 | 2013-04-27 10:11 | マスコミ | Comments(0)


「【社説】 新たな難病対策 “仁の心”で救わねば 2013年4月25日東京新聞

 医療費助成の対象疾患を大幅に増やすなど国の難病対策が見直される。ただ、支援を病名で区切る考え方は変わらない。このままでは「谷間」に埋もれた患者は救われず、不公平感はぬぐえない。原因不明で患者数が少なく、確たる治療法がない。日常生活への影響が大きい。これが難病だ。世界に五千~七千種あるという。
 国(厚生労働省)は今年、対策の大胆な見直しを決め、その柱として、医療費の助成対象をこれまでの五十六疾患から三百以上に増やす。その一方で、症状が軽ければ助成対象から外したり、重症認定の患者でも所得に応じ自己負担を求めていく。
 具体的な病名など対策委員会が五月中に報告書にまとめ、法制化を急ぐ。改革で難病指定を飛躍的に増やせば、病苦のみならず生活苦の患者に勇気を与え、支援はぐんと広がりをみせるはずだ。厳しい財政事情、より多種の難病患者を救える点など、自己負担増などもある程度やむを得まい。
だが問題は、そこからこぼれ落ちる、制度の「谷間」の患者たちが、なおいることである。
「慢性疲労症候群(CFS)」-。岐阜県可児市の塚本明里(あかり)さん(23)が、この病に侵されたのは高校二年の春だった。教室で試験問題に向かっていたとき、突然、机に突っ伏し動けなくなった。
これを境に、日に日に体調が悪化。微熱、筋肉や関節の痛み…。典型的な症状が「体を脱ぎたい」ほどの耐えがたい疲労感だった。一年半後。十六人目に出会った医師が病名を告げてくれた。のちに彼女は全身がこわばるように痛む線維筋痛症も併発。二日ごとの麻酔のため正規の仕事もできず、横になっている日が多い。が、あるきっかけで写真集のモデルに選ばれ生き方も前向きに。「私が広告塔になる」と、明里さんは自助グループもたちあげた。 彼女の二つの病気は、今は難病指定外だ。「病名に『慢性疲労』とあるから『寝れば治る』と偏見でみられる」。四月に施行され、福祉サービスも受けられる障害者総合支援法も枠外だった。「公平性」と「難病は誰でもかかりうる」の考え方は、新たな対策のかなめのはずである。 病名で線引きするのでなく、病状や生活実態に合わせ、その身に立つ“仁の心”で、谷間の患者を一人でも多く救い上げてほしい。「ふつうに生きたいだけ」
明里さんら患者たちの切実で、しごく当たり前の夢である。」

難病の第1の問題は医療費です。次は生活支援ですが、社説にもあるように列挙方式です。なぜか、障害者施策でも同じです。なぜでしょうか。財源に合わせた施策だという指摘もありますが・・。



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by kibouh1 | 2013-04-26 13:24 | 障害者 | Comments(0)


「金融緩和効果活況でも不安 66歳

黒田東彦日銀総裁が、大胆な金融緩和策に踏み切ることを決めた。アベノミクスの思惑に応えた大胆な手法に、東京株式市場や為替市場は、近年にない活況を呈した。 これに伴い、日経平均株価が1万3000円台を一時回復したほか、長期金利も過去最低を更新した。ミニバブルを予感させるような動向に、戸惑いを感じる向きもあるだろう。
アベノミクスは徐々に株高を誘引してきたが、日銀の緩和策により一気に進んだようだ。市場に流れるお金は2年で2倍になり、住宅ローンや大企業の設備投資にとってはプラス要因だと思うが、中小企業や年金生活者などは不安の色を隠せない。
物価上昇に伴い、不利益を被る多くの人々がいることも知るべきである。日本中がバブルに浮 かれ、突然訪れた崩壊の 悪夢を忘れ去ることはできない。」(2013年4月18日西日本新聞)

中国・韓国との関係ではさらに浮き足立っています。国内問題だという政府と自民党幹部。靖国問題というのがどういうものか知らないはずがないだろう。それでも、言い通せばよいとする政治手法では必ず行き詰まる。
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by kibouh1 | 2013-04-25 14:31 | 政治・行政 | Comments(0)

幽霊に怯えているようだ



アベノミクスは景気回復につながらないとマスコミも言い始めた。元々、紙幣の増刷だけで回復することなどありえないのに。
次は、現政権の姿勢にも関連している。靖国参拝したのは国内問題だという麻生氏らの感覚で国際政治の舞台で発言できるのだろうか。世の中の空気がおかしいのは次の動きにも見えました。

「北朝鮮情勢に児童は無関係 42歳

本紙で、東京都町田市の教育委員会が北朝鮮情勢などを理由に、朝鮮学校の児童への防犯ブザー 配布をやめるという記車を読んで、とても残念な気持ちになりました。だ北朝鮮が弾道ミサイル発射の動きを見せていたことなど最近の挑発行為は確かに許し難いことですが、全く関係ない朝鮮学校の児童に、そのような措置をとるのは大人げない気がします。 9日の本紙によると、結局、抗議を受け教育委員会は方針を転換し、防犯ブザーを配布することになったようです。これからの世界の平和は、未来を担う子どもたちの手に委ねられています。今後、何らかの制裁を加えるにしても、子どもが犠牲になるようなことは避ける必要があるのではないでしょうか。」(2013年4月22日西日本新聞)
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by kibouh1 | 2013-04-24 10:23 | 平和を | Comments(0)

なぜ、こんなにねずみの侵入事故が続くのだろうか。ある新聞の投書では「ありえない。東電は何か別のことを隠しているのでは」という意見がありました。私もまた似たような思いを抱えていました。電気の現場を少しでも知っていればありえないと思うからです。毎日新聞の写真を見て思ったのですが、仮設工事で、ていねいな仕事をしていないことが見えます。写真によれば変圧器のタップの取り出し部のパイプの中から侵入したのでしょう。仮設という意識がなければ、パイプからの水の侵入を含めて立ち上がりパイプの出口は埋めるはずです。埋めないとすれば、それは雑な仕事だと思います。原発などの危険なものを運転する資格はないと思いました。

「福島第1原発2号機:変圧器にネズミ 冷却を再開
毎日新聞 2013年04月22日 

 東京電力は22日、福島第1原発2号機屋外の変圧器内で、2匹のネズミの死骸が見つかったと発表した。清掃作業などのため2号機の使用済み核燃料プールの冷却システムを一時停止し、電源に異常がないことを確認したため、同日夕に冷却を再開した。1匹は端子の部分で焦げて死んでおり、東電の広報担当者は「トリップ(停電)する可能性があった」と述べた。
 東電によると、変圧器は箱状で事故後に仮設置した。死骸は巡回中の作業員が同日午前10時15分ごろ見つけ、侵入穴をふさぐなどした後、午後4時前に冷却を再開した。同原発では先月、ネズミが原因の停電が発生し、約30時間も核燃料プールの冷却が止まるなどのトラブルがあったばかり。東電の福田俊彦原子力品質・安全部長は記者会見で「幸い今回はトリップなどの影響がなかった。今後も点検作業を続け、施設の弱点をなくす」と述べた。
 一方、東電は放射性汚染水が漏れた地下貯水槽のうち、2号貯水槽の汚染水を地上タンクへ移す作業を同日午前に終えたと発表した。移送量は計1070立方メートル。1号貯水槽の移送も今後開始する。【中西拓司】」
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by kibouh1 | 2013-04-23 15:23 | 原発 | Comments(0)


「(声)孫への贈与税なし、平等でない   70歳

 祖父母が孫1人あたり1500万円まで教育資金を渡す場合の贈与税がかからなくなる、と紙面にあった。
 孫に高い教育を望む気持ちはわかるが、この法律を作った方たちの頭には自分の孫のことだけがあったのだろう。しかも増税を、と言いながら自分たちは払いたくない思惑が丸見えだ。この法律は、未来を担う孫世代全体に視線が向けられていないと思う。
 保育園の待機児童は2万5千人。保育園に預けて働きたくても働けない親がそれだけいるのだ。さらに無貯蓄世帯が3割と聞く。その人たちにとって1500万円の教育資金は夢の中の話にすぎない。孫に金を渡すのは自由だが、せめてそこから税を納めて認可保育園の数を早急に増やし、労働意欲がある人の生活を潤す方向へ導くよう政権に望んでいる。
 さらに政権にお願いしたいのは、介護に関わる人の労働環境の改善だ。被災地の復興もまだまだだ。荒れた被災状態の宮城県石巻市のボランティアセンターで、被災者の心の病が増えている、その対応のために人と金がほしい、と私は聞いた。国民の皆様、と政府は言うが自分たちも国民の一員であることをくれぐれもお忘れなく。 」(2013年4月9日朝日新聞)
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防衛費は11年ぶりに400億円増やすそうです。元々世界でも5本の指の中に入る軍備費なのにです。富裕層にはどうしても優遇したい自公政権の思惑が露骨です。

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by kibouh1 | 2013-04-23 13:51 | 消費税 | Comments(0)

経済再生は何のために



原発を残す経済再生というのはありなのか。

「風知草:爪立つ者は立たず=山田孝男
毎日新聞 2013年04月22日 東京朝刊

 先週の党首討論は、就任以来の株高を誇示する安倍晋三首相の舌好調が気になった。剛強、虚勢、自己顕示を戒める老子の一節を連想したからである。

 跂(つまだ)つ者は立たず 跨(また)ぐ者は行かず(第24章)

 「つま立ちすると、一時的に背は高くなるが、不安定な状態を持続することはできない。大股で歩くと一時は早く進むが、すぐに疲れて永続きしない」という意味である(講談社学術文庫「老子入門」)。
 討論の冒頭、海江田万里民主党代表は「金融緩和の副作用をどう見るか」と攻めた。安倍は「未知の領域だからリスクはある」と認めつつ、連日のインタビュー、テレビ出演で鍛えた機敏さで、年金運用益、失業率など、政権交代後に好転した経済統計の数字をスラスラと並べ立てた。
 その揚げ句、民主党政権時代を回顧して「何もしなければリスクがないと思ったら大間違い」と逆襲。海江田の反撃は弱く、これで海江田凡退、安倍圧勝という戦評が定まった。
 だが、参院選3カ月前のパフォーマンスという採点基準を離れて眺めると、論戦の別の特徴が見えてくる。首相はもっぱら株や不動産バブルを生むカネもうけについて語り、民主党代表も、そのカネが庶民にまで回るかどうかを中心に追及したという特徴だ。
 たとえば、首相は、4年9カ月ぶりに一時、1万3500円台を回復した株価に言及。政府が保有する日本たばこ産業(JT)の株式総額が、民主党政権時代の5000億円から今や9700億円まで急騰、これで東北の復興予算を増やせると胸を張った。
 自民党は東京中心、成長重視、膨張志向の伝統に回帰している。民主党代表もその路線に根本から疑問を抱いているようには見えない。問題はカネの使い方だが、その議論はない。 当節、首相周辺では「参院選までは経済」が合言葉と化しているが、そこで言う経済には地域経済の自立再生は含まれない。田舎は東京のおこぼれにあずかるという高度成長時代の構造を変える予定はない。そういう実情をよく映し出した党首討論だった。
 東北の中でも、原発被災地・福島の再生は五里霧中だ。今年2月、斎藤健治福島県議会議長(69)が、自民党本部調査会の原発立地道県ヒアリングを途中退席して話題になった。他道県が次々、原発再稼働を求めたことに反発した。
 福島にも再稼働支持はある。瀬谷俊雄福島商工会議所連合会会長(77)は昨年3月、朝日新聞のインタビューで東京電力福島第2原発再稼働を提案した。「化石燃料では電気代が跳ね上がる。自然エネルギーでは代替不能。原発の安い電気を地元へ」と語り、県内で厳しく批判された。先の斎藤議長の感想−−。
「瀬谷さんは立派な人だけどな、あの発言、はっきり言って福島県じゃ誰も支持しませんよ。分かりやすく言や、独り言だ。夢でも見たんでねえの? 電気代が高いも安いもないよ、福島は脱原発なんだ」
 カネは役に立つ。多くの矛盾を癒やすが、失われた故郷は返らない。
 東京が稼ぎ、原発は田舎に押しつけ、格差はカネで埋め合わせる−−。田中角栄が深く関わった「全国総合開発計画」の伝統だが、それをいつまで引きずるのか。稼ぎがおぼつかなくなったところで、爪先立ちや大股歩きの荒稼ぎを始めたが、いつまでもつか。
 昭和の惰性を断ち、国の構造を根本から改める「異次元の経済再生」論戦を聞きたい。(敬称略)(毎週月曜日に掲載)」
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政治の貧困。言論の貧困。どこにも希望がないように思えるが、あきらめたらなおさらみじめだ。

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by kibouh1 | 2013-04-22 15:30 | 原発 | Comments(0)