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気ままなつぶやきです


by kibouh1

カテゴリ:介護( 23 )

裁判しか方法はないのか

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「(声)介護の実情理解しない判決は酷 75歳 201947日朝日新聞

 長野県の特別養護老人ホームで、85歳の入所者がドーナツをのどに詰まらせ亡くなったのは、介助役の准看護師に過失があったとして有罪判決が出た、と記事で読んだ。無罪を求める署名が約45万筆も集まったのにこの結果。強い違和感を覚える。

 米国には、救命活動などを念頭に「善意で行った行為は、重過失がない限り、たとえ悪い結果が出たとしても責任は問われない」という法律があるそうだ。「善きサマリア人(びと)の法」と呼ぶのだという。報道で知る範囲では、今回の事例は重過失には該当しそうにない、と思う。

 食事介助をするスタッフは、自分で食べられない高齢者に少しでも口から食べ物をとらせてあげたい、という善意から介助している。しかし衰弱が進んだ人ほど食べ物をのみ込むことが難しくなる。気管に食べ物が入ったのが原因の誤嚥(ごえん)性肺炎が、85歳以上の死亡原因の上位を占めるとの統計もある。そのくらい、食事介助のリスクは日常のものなのだ。

 私の勤める特養ホームでも、スタッフが心配そうにこの判決を話題にしていた。介護現場の実情が広く理解されない限り、人手不足は一層深刻化するのでは、と強く危惧する。」

介護の現場は国の施策の中で動いています。こういうことが裁判になれば介護職は敬遠されるばかりです。なんらかの仲裁機関など扱うようにしたらどうでしょうか。


by kibouh1 | 2019-04-16 06:53 | 介護 | Comments(0)

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外国人労働者の受け入れが広がります。介護現場では期待する声もありますが、どうでしょうか。

劣悪な賃金などについて政府は知らないのだろうか。

2018年になっても、介護職へ申請してきた技能実習生はゼ口、誰も応募して来なかった。かし 「おかしいな、もっと申請してくると思った」と首を傾げる厚労省は、2017年に過去最多の7089人が失踪した外国人技能実習生の間で、SNSなどを通して日本の労働環境の劣悪さがとっくに知れ渡っていることなど、夢にも思っていないのだ。全国の労働基準監督署による2017年の調査では、5672事業者のうち約7割で、給与不払いや1カ月の残業が100時間を超えるブラックな環境が確認されている。だが、そうなってもまだ「介護士不足は労働環境が悪すぎるから」という事実を頑として認めたくない政府は、代わりに外国人介護士の応募条件を改定した。「応募がなかったのは労働環境が悪いからではなく、きっと日本語の問題ですよ」そう言って、介護士に必要な日本語能力のハードルを下げたのだ。」

(『日本が売られる』)


by kibouh1 | 2019-02-11 06:15 | 介護 | Comments(0)

「対処すべき課題」か

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効率性から今は国は「生産性」を求めています。対人援助に「生産性」とは何か。既に人間扱いをしていません。怒りより先に悲しくなります。

「というのも、本来「老い」に向き合わなければならないはずの介護現場にも、産業社会と同様に能率性や成果が求められているからだ。現場のスタッフは少ない人数で多くの利用者の介護を安全に効率的に行うことが求められる。そのために、どのスタッフでも同じ対応ができるように介護は技術としてマニュアル化され、その技術の習得のための研修時聞がますます増やされていっている。そうした技術の習得においては、問題解決のための対処法に重点が置かれ、老いる とは何か、人間はどう生きるべきか、といった哲学的な問いや葛藤は求められない。

「老い」は「対処すべき課題」とみなされているのである。

「老い」を「対処すべき課題」とみなす根本には、介護保険法で基本理念として掲げる「自立支援」の考え方も影響しているのではないかと私は考えている。介護保険法によれば、自立支援とは、「加齢に伴って生じる心身の変化に起因する疾病等により要介護状態」となった者が、「その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう」にするとされています。(『介護民俗学という希望』)


by kibouh1 | 2018-11-03 05:02 | 介護 | Comments(0)

人を巻き込んで

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阿川佐和子と医師の大塚宜夫さんの介護についての対談からです。

「阿川

私も頭ではわかってるんですよ、人を巻き込まなきゃ無理だって。でも現実に 人の助けが必要になるのは急だし、急にお願いできないし、結局、誰かに負担をかけて迷惑をかけることになるなら、自分で無理したほうが早いって思っちゃうんですよね。

大塚

皆さんそうおっしゃいます。まずは自分が頑張ればいいんだって。

阿川

最初は、だれに頼めばいいのかもわからなくて。兄弟にすら遠慮がありました もんね。あの家には幼い子どもがいるから無理だろうとか、お嫁さん嫌がるだろうなとか。そうしたらあるとき弟に言われたんです。「姉ちゃん、全部、自分でおっ被ればなんとかなるって思ってるでしょ。それ、やめなよ」って。「俺たちだって協力するし。まずシフト表を作ろう」って合理的にカラリと提案されたんですが、やはり介護は娘の仕事って意識があるから・・・:

大塚

そこは、介護の専門家としてはやっぱり、「全力でやらない。ともかくできる」(『看る力』)

介護は長期戦だと阿川さんも言っていますが、介護経験したから言えることであり、当初は私がやると背負い込んでいたという。なかなか難しいですね。


by kibouh1 | 2018-10-30 06:01 | 介護 | Comments(0)

こういう人も

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新聞の投稿欄からです。誰でも到達する心境ではないかと思いますが。

「(声)寄り添う介護で妻も私も快 79歳 20181016日朝日新聞

 結婚生活53年、妻は88歳、要介護5、認知症で特別養護老人ホーム入居3年目。私は妻が認知症の気配を見せ始めたときに、これは私の人生の転機だと思い、生活を変えた。

 認知症の妻に向き合い寄り添う生活をすることにした。大腿(だいたい)骨骨折で入院、直後にリハビリ専門病院へ、さらに老健施設入所や在宅介護の末、今は特養。この間毎日、妻の顔を見に行った。

 認知症は脳で考えることをやめて身体で考える。身体は快を選ぶ。胎児のときの羊水に還(かえ)った状態である。だから私はこれを「おぼろ」といい、認知症という言葉を使わない。

 おぼろは感情もあり、感性も鋭い。相手を一瞬で見抜く。話は途切れるが会話もできる。何を言われても、何をされても決して反論や否定をしない。毎日2~3時間は一緒にいて話す。笑顔を誘う。おぼろにはこれが最も大事だと思う。とっぴなことを言っても、反復して、次の発話を待つ。そうして2人でともに話して、お互いに身体が快になる物語を紡ぐ。

 妻という人間に寄り添う介護である。これで私の身体も快になる。」

感性の鋭さは感じますね。


by kibouh1 | 2018-10-27 06:48 | 介護 | Comments(0)

認知症を理解する

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たしかに「、いろんな病気があり、それを家族が理解しているとは言えないと思います。理解する前に応援というか、手助けしようという気持ちが先行するのかと思います。

「女性投稿欄 紅皿 分かっているんだね

「寒いからと上着を着せてもすぐに脱いでしまう、せっかく買ったのに」70代前半で認知症になった義母との生活に、義父は時折いら立つようです。家事を一切しなかった義父は、今では何でもできるようになりました。先日帰省した時、お義母さん分かるかなぁと思いながら「これとあの服、どっちが好き?」と尋ねると「こっち」と答え、「じゃあ寒いから、これ着ようね」と言うと「うん」と、あっさりと着てくれました。 次の日、化粧する私を見ているので「お義母さんもほっぺ、ぽんぽんする」?」「うん」「眉毛描いていい?」「うん」「じゃ、口もツヤツヤにしていい」「うん」。鏡を見せて「きれいになったね」「うん」。うれしそうにうなずく義母に涙が出ました。お義母さん、今まで誤解してました、ごめんなさいね。認知症だから、聞いても分からないと勝手に決めつけてました。(以下略) (主婦・51歳福岡市南区) 」(2018625日西日本新聞)

でも、家族だから理解するとは限りません。でも、分かることは素敵なことですね。


by kibouh1 | 2018-09-04 06:27 | 介護 | Comments(0)

お年寄りにはお子さんなど家族がいないか、遠距離の人も少なくないと思います。家族で可能な人は介護するでしょう。介護保険など「外注」と呼ぶことに抵抗感があります。しかし、政府は「地域共生社会」の美名のもとで公的な負担を大幅に削減しようとしています。

「田下昌明氏は「少子化対策でお金を出したら子供を産むかというと、多少は喜ばれるかも知れませんが、遊興費に使われるのが精いっぱいです」とまで言っています。また、「政府のやっている少子化対策は金銭的な面だけ」だと従来の少子化対策を批判し、必要なのは「お母さん、ありがとう」「日本、大好き」という気持ちだと主張しています。

高齢者介護について見てみると、たとえば百地章氏は自民党の山谷えり子衆議院議員、高池勝彦現「新しい歴史教科書をつくる会」会長との『正論』誌上の鼎談において、「老人介護も――今は全部外注みたいになっていますが――家族で出来るたけのことはやってみる。国は家族を支援するという発想があって良いのです」と言います。

「介護離職」が社会問題化しているなかで、「今は全部外注みたい」という認識のもと、家族の役割が強調されているわけです。 もう一例あげておくと、2012年、日本会議新潟県本部阿賀北支部主催の講演会で八木秀次高崎経済 大学教授(当時)は、生活保護の予算が37000億円に達していることにつき、「経済状況が悪いからではありません。国民の聞でモラルハザードが起きているからです」と発言しています。貧困という社会問題を「モラルハザード」という概念で捉えようとする姿勢は、少子化を「家族の絆」「母性」などの問題として捉えようとする姿勢につうじるものを感じます。」(『右派はなぜ家族に介入したがるのか』)

2040年に社会保障費が190兆円になるという政府発表をマスコミは大きく報道しました。ですが、社会保障費はGDPのなかでどのくらいの比率かで財政に影響するかだと専門家の主張があります。2040年までに悲観的に見積もってもGDPは相当伸びるという試算がされています。本当に怖いのは2040年以降では少子化で人口減になるということではないかという。マスコミは冷静な報道をしてもらいたい。


by kibouh1 | 2018-08-12 06:45 | 介護 | Comments(0)

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介護の仕事は専門性の高い仕事ですが、日本では冷遇されています。

「<介護現場>介護職員7割がパワハラや暴力の被害6/21() 毎日新聞

 ◇「日本介護クラフトユニオン」が調査結果発表

 介護現場で働くスタッフの7割が利用者やその家族からパワハラや暴力の被害を受けた経験があるとの調査結果を、介護職員の労働組合「日本介護クラフトユニオン」が21日発表した。大声で怒鳴られたり、サービスを強要されたりするケースが多かった。利用者からのセクハラも横行しており、ユニオンは今後、厚生労働省に対策を要請する。

 ユニオンが4~5月、訪問介護や有料老人ホームで働く組合員2411人から回答を得た。70%が利用者や家族からパワハラや暴力を受けた経験があった。内容は「攻撃的に大声を出す」が最多の61.4%。他は、契約していないサービスの強要34.3%身体的な暴力21.7%「バカ」などの暴言21.6%--だった。中には土下座を強要したり、書類をやぶったりするなどのケースもあった。(以下略)」

このような現場に外国人労働者の受け入れを進めるという。無謀と言わざるを得ないのでは。

「介護職員充足率、地域で大きな差 団塊世代75歳以上の25年度に

20180621日 西日本新聞

 団塊の世代が全員75歳以上になる2025年度に、必要とされる介護職員数に対し確保できる見込み数の割合(充足率)は、都道府県による地域差が大きいことが21日、厚生労働省の推計に基づく分析で判明した。最も低いのは福島、千葉の74・1%で、必要な職員数の4分の3に届かない見通し。充足率が最も高い山梨の96・6%と20ポイント以上の差があった。全国平均は86・2%。100%確保できるとした都道府県はなかった。(以下略)」

日本はミサイル避難訓練は中止するがミサイル迎撃装備は配置するという。米政府との約束なのでしょうか。最低でも2000憶円もするという。金がないのではなく金の使い方なのでは。


by kibouh1 | 2018-06-28 06:16 | 介護 | Comments(0)

老々介護は

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新聞の投稿欄からです。

「年6場所 量よりも質を 76

期待の横綱稀勢の里が5場所連続休場となり、つい-に土俵際に追い込まれてしまった。

新横綱だった昨年九州春場所13日目、左上腕や大胸筋を負傷した。それも、強行出場して逆転優勝を果たした。今思えば、あの時の強行出場があだとなってしまった。逆転優勝した時は、それはそれは相撲ファンならずとも日本中が絶叫した。テ レビ、新聞雑誌は稀勢の里オンリーだった。私もテ レビの前で万歳し、目頭を 熱くした。果たして、あれでよかったのか。後悔先に立たずである。私はいつも疑問に思っている。年6場所なんて多過ぎではないかと。これでは次の場所までにけがを治すいとまがない。だから、初場所十両以上で11人もが休場するごとになる。年4場所でいい。量より質だ。ファンは体調万全で臨むはらはらどきどきの真剣勝負を望んでいる。」(2018212日西日本新聞)

質を求めるのはいいですが、九州場所がなくならないか。

介護しなければならなくなれば・・・想像するだけでも怖いですね。

「明日はわが身 老老介護体験  71歳

新聞紙上で老老介護の悲惨な事件が報道される。わが家でも数年前、義父母の介護を経験した。ほとんど妻任せではあったが・・・。しかし、今年1月早々、 妻が骨折、動けない状態が 続いた。トイレに行く時 抱えなければならない。何と重たいことか。重労働である。「色男、金と力はなかりけり」としゃれてはいられない。動けないから、妻からはあれむれと指示が飛ぶ。何と煩わしいことか。こんな状態が続けば、心身ともに疲れ果てる。老老介護の大変さをわずかではあるが体験した。テレビに老齢の夫がかい がいしく、妻に料理を作り、世話をしている姿が放映された。人ごとと思っていたが、明日はわが身。老いは確実に忍び寄る。「子ども叱るな来た道じゃ、年寄り叱るな行く道じゃ」という。その通りだ。

しかし、さはさりながら老いに対して心身ともに鍛えている人は多い。さて、 これからは苦手な料理にも 挑戦せねばなるまいか。」(同前)


by kibouh1 | 2018-02-19 04:31 | 介護 | Comments(0)

老老介護の限界


介護しているという自負も大切でしょうが、老々介護で共倒れになれば悲惨です。

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「(声)迷い振り切って老母を特養へ 68歳 2018213日朝日新聞

 特別養護老人ホームの入所を申し込んでいた母に昨年12月、空きが出たと連絡があ

り、複雑な気持ちになりました。

 認知症の母をみているという自負心がありました。ホームにやるのは罪の意識も感じま

す。周囲は「よかったね」「今までみたんだけんもうゆっくりしていいとよ」と言ってくれますが……。

 昨春ころから、ショートステイ時に面会に行っても「一緒に帰ろう」がなくなりました。家にいて私に怒られるよりいいかな、施設なら目も届くし。でも、本人は何も分からないからふびんだな。

 私もやがて70歳。母の状態が悪化し、自分でみられなくなったら、と不安な中、「断ったらもう絶対入れないよ」という知人の言葉に背を押され、入所を決めました。寝るのも家

事も全て母に合わせていた時間が、戻ってきました。よかったんだと自分に言い聞かせています。」

誰かが背中を押してくれるのも必要かなと思いました。


by kibouh1 | 2018-02-16 05:41 | 介護 | Comments(0)