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気ままなつぶやきです


by kibouh1

カテゴリ:政治・行政( 273 )

誰が主導権を

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新聞のコラムからです。

「永田健 時代ななめ読み 政と官とハンセン病と 2019/7/14西日本新聞

 新聞記者にとって「誤報」という2文字ほどいやな単語はない。自分がやらかせばもちろん最悪だが、他社がやった誤報についてもひとごととは思えず、「自分だったら」と考え込んでしまうほどである。

 ハンセン病患者の隔離政策によって引き起こされた家族への差別について、国に損害賠償を命じた熊本地裁の判決に関し、安倍晋三首相は判決を受け入れ「控訴しない」と表明した。

 この訴訟を巡り、朝日新聞が首相表明直前の9日付朝刊で「政府は控訴へ」と大きく報じた。そして翌日朝刊で「政権幹部を含む複数の関係者への取材を踏まえたものでしたが、十分ではなく誤報になりました」と説明、謝罪した。

 この経緯を受けネット上では「朝日がはめられた」説が飛び交っている。朝日新聞を敵視する安倍政権が朝日新聞を陥れるためにわざと偽情報をリークした、とのストーリーである。

 ネット好きが飛びつきそうな陰謀論であるが、私は当事者の朝日新聞から「はめられた」証言が出ない限り、この説を採らない。この種の取材がいかに難しく、はめられなくても誤報を出しやすいか、経験上知っているからである。

   ◇    ◇

 今回と酷似しているのが20015月、小泉純一郎首相がハンセン病元患者本人への隔離政策を違憲とした地裁判決について、控訴を見送ったケースだ。控訴期限を前に新聞各紙が「政府は控訴の方針」の観測記事を飛ばし合った。

 この時の取材の経緯は後輩記者が11日の本紙コラムで書いたので詳述しないが、政治担当デスクだった私は、控訴か見送りかのどっちに転ぶか本当に分からず、毎晩、朝刊の締め切り時刻を前に悶絶(もんぜつ)していた。

 何しろ首相本人が黙っている以上、判断材料はすべて周辺情報にすぎない。結果的に「控訴の方針」の記事は誤報となった。焦れば失敗すると分かっていながら周辺情報に頼ってしまうのも、記者の性(さが)である。

   ◇    ◇

 改めて思い起こすと、小泉政権時代のハンセン病訴訟控訴問題を通じて、当時の私たちが知ろうとしていたのは、実は「政と官」の力関係でもあった。

 自民党長期政権時代、政治家と官僚との関係は、政治家が上位にあるように見えながらも、実は官僚が政治家をコントロールしていた。官僚の方が情報量に勝り、理屈に強いからだ。それが常態化し、政治のダイナミズムが失われていた。

 小泉首相は、前例や他の訴訟への影響にこだわる官僚の反対を押し切り、控訴見送りを決めたことで、従来の力関係を逆転してみせた。そこに「控訴せず」の驚きがあった。「政は官よりも強し」を実感させた。(以下略)」(特別論説委員)

政管の知から関係にも興味はありますが、控訴せずに追い込んだ力にも関心があります。


by kibouh1 | 2019-07-21 06:34 | 政治・行政 | Comments(0)

ソーシャルメディア外交

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「余録 毎日新聞201972日 東京朝刊

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▲もちろん先日、板門(パンムン)店(ジョム)の南北軍事境界線上で対面したトランプ大統領と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)党委員長の会談のことだ。何しろ前日の朝にトランプ氏がツイッターで呼びかけ、金氏がそれに応えた前代未聞(ぜんだいみもん)のソーシャルメディア外交である▲その間会談までの調整の状況を逐一トランプ氏がツイートする劇場外交も驚きである。そして現代世界でもとりわけキャラの濃い2人が軍事境界線を往来しての握手やにこやかな歓談……興行的にはまさに文句ない「出し物」だった▲「人々に飽きられた時こそ、もっと宣伝すべきだ。そうすれば偶像(アイコン)になれる」はトランプ氏の言葉という。非核化交渉の再始動はめでたいが、3度くり返された華々しい首脳会談で実質的に決まった非核化の段取りはまだ何一つない▲来年の再選を狙うトランプ氏にも、経済制裁下の国内に不安を抱える金氏にも、権力の「気」を補い合う独参湯となったお互いの存在だ。非核化を心底求める身には、かえって心配な劇場外交の呼吸の合い方である。」

イランとの外交には ソーシャルメディア外交はなじまないのか。原油の値上げも痛いが、戦争の匂いがきつい。話し合うきっかけを作ってももらいたい。


by kibouh1 | 2019-07-17 05:06 | 政治・行政 | Comments(0)

無関心でも

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2019518日西日本新聞の投稿欄からです。

「憲法9条改正 若者は関心を 51

日本財団(東京)1719歳の男女千人に意識調査をした結果、憲法改正に関心があると答えたのは約6割だったという記事を読んだ。若い人たちにもっと関心を持ってほしいと思う。若い人ほど自分の将来に深く関わる問題だと感じるからだ。憲法9条の改正は特に真 剣に考えていかないといけないのではないか。社会情勢や世界の動きを記事やニュースで知るたびに、戦争になったらどうなるだろう。日本が巻き込まれたらどうなるのだろう、と不安げに思う時が増えた。(以下略)」

トランプ大統領は日米安保条約がアメリカにとって不利であるとして破棄に言及しました。平和な平成の後が続くのかどうか。選挙期間中の論戦を期待したい。


by kibouh1 | 2019-07-02 10:53 | 政治・行政 | Comments(0)

議会の機能停止防ぐ

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テレビで高知県のある村の議員選挙の話を観ました。議員定数に立候補者が満たないのではないかという事態に直面しています。議員の高齢化などが理由です。ところが舌禍が続く国会もあります。それでも再選されてくる。

「デスク日記 2019/6/23 6:00 西日本新聞 社会面

 ため息が漏れた。相次ぐ政治家の舌禍を受けて、自民党が作成した“失言防止マニュアル”。「発言は『切り取られる』ことを意識する」「言葉遣いを第三者にチェックしてもらう」…。このマニュアルが必要な人に、そもそも議員の資格があるのだろうか。

 言葉は魔法で刃物だ。笑顔の似合う人に「いつも笑っている」より、「いつもにこやかだ」と言う方が印象はいい。一方、不用意な一言で相手を不快にし、傷つけることもある。誰しも、慎重に言葉を選ぶことが欠かせない。

 話し上手な人はいる。ただ、それが全てではない。「巧言令色鮮(こうげんれいしょくすくな)し仁」(口がうまく愛想のいい人は信頼に欠ける)とも言う。人には得手不得手がある。話し下手な人は「うまいこと」を言おうと無理する必要もない。「剛毅木訥(ごうきぼくとつ)仁に近し」(意志が強く口べたの人には徳がある)。マニュアルに沿って表面を取り繕うより、資質を磨いてほしい。 (吉丸宣孝)」


by kibouh1 | 2019-07-01 06:48 | 政治・行政 | Comments(0)

結論ありきだ

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緊張感をもっていというが、言葉だけ

防衛官僚が角度を間違えるのだろうか。東大や防衛大などの卒業生がいる官僚組織の中で数学が苦手な子のような間違いをするのだろうか。何兆円もかかるお金が使われる。データミスという分かりやすいミスではあるが、納得しがたい

「地上イージス失態相次ぐ 調査データミス 防衛相、秋田で陳謝へ

2019/6/15 6:00 西日本新聞 社会面

 地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」配備計画を巡り、防衛省は14日、岩屋毅防衛相が17日に候補地の陸上自衛隊新屋演習場のある秋田市を訪問すると発表した。調査で誤りが見つかった問題について謝罪し、配備計画への理解を求める考えだが、佐竹敬久・秋田県知事ら地元は不信感を募らせており、理解を得るのは容易ではない。もう一つの配備候補地のある山口県にも近く訪問する考えで、夏の参院選を前に事態を沈静化したい思惑も透ける。

 「不信を買っていることについて重ねておわび申し上げます。将来の態勢をしっかり強化する必要があると考えている」。岩屋氏は14日の閣議後の記者会見で改めて陳謝し、副大臣を本部長とするイージス・アショア整備推進本部を近く設置することを表明した。

 ミスが判明したのは、防衛省が5月に公表した調査報告書だ。同省は地元秋田の要望を受け、新屋演習場の他に候補地がないか東北地方の国有地計19カ所を調査し、周囲の山がレーダーの障害になるとして9カ所を「不適」と結論付けた。

 だが、国有地から山の頂上を見上げた角度が実際よりも過大に記載されていたことが分かった。

 ミスの原因は、担当者が衛星写真を利用したサービス「グーグルアース」の地図データを基に山の断面図を作成した際、データが山の高さを強調するために縦の長さを拡大していることに気付かず計算したからだ。これに地元住民は猛反発し、職員がその後の住民説明会で居眠りしていたことも怒りに拍車を掛けた。

 こうした状況を受け、知事は10日の県議会で「防衛省の姿勢には甚だ疑問があり、話は振り出しに戻った」と防衛省との協議の「白紙」を表明。「もはや大臣が行かなければ収まらない」(政府関係者)事態となった。(以下略)」


by kibouh1 | 2019-06-23 06:02 | 政治・行政 | Comments(0)

接待にも度がありそうだ

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2019613日西日本新聞の投稿欄からです。大相撲の観覧は日本は独立国だとは思えないものに感じました。

「米国一辺倒の外交から脱却 82歳

安倍晋三首相は令和初の国賓としてトランプ米大統 領を招いた。ゴルフ、大相 撲観戦、炉端焼きの食事と 過剰ともいえる接待だったが何を期待していたのか。会談後の記者会見でトラン プ氏との緊密な関係を誇示 し、ウィンウィン(相互利得)の姿勢を堅持するとも強調していた。緊密な関係はもろ刃の剣なりかねない。トランプ氏の無理難題の要求に拒絶

できない恐れがある。トランプ氏は日米貿易不均衡解消として農産品の市場開放、自動車の輸出制限、兵器購入などを要求するようだ。「8月に素晴らしいことが発表される」と明言した。 圧力とも受け取れる。(以下略)」


by kibouh1 | 2019-06-21 06:19 | 政治・行政 | Comments(0)

政党の責任は

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2019527日西日本新聞の投稿欄からです。

「我々の代表と 認められない  66

自民党と公明党が丸山穂高衆院議員をけん責決議案にとどめたことは納得がいかない。問題の本質は、戦争によって故郷を追われ、それでも返還のため何十年も努力されている89歳の北方領土交流訪問団長に「戦争でしか取り返せない、戦争をすることには賛成か反対か」などと発言したことだ。 弱者に対する思いやりも、長年辛酸をなめながらも努力を積み重ねてこられた年長者に対する敬意もない発言。このような発言をする個人を、われわれの代表として認めるわけにはいかない。だから辞めてもらいたいのだ。

この発言や世間への反論を聞くにつけ、丸山議員の人間性に疑いすら抱く。議員は戦争になっても戦闘地に行くことはない。(以下略)」

議員個人が責任をとらなかった場合には政党が責任をもつべきだと思います。例えば、国民1人あたり年間250円負担する政党交付金があります。国民すべてが負担していることになります。どこかの時点で減額処置をしてはどうでしょうか。政党責任をカタチにしてみたらどうか。


by kibouh1 | 2019-06-05 06:28 | 政治・行政 | Comments(0)

女性議員は増えた?

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少し前のコラムですが・・・。

「 オピニオン 春秋

 きょう4月10日は、日本にとって大切な記念日だ。73年前のこの日に実施された戦後第1回の総選挙で、初めて女性参政権が行使された。女性が1票を投じ、39人の女性議員も誕生した

▼誰もが自由に平等に政治に参加できる-。民主主義の根幹である。1789年のフランス革命で、特権階級が独占していた政治参加の扉は民衆に開かれた。ただし、男性だけに

▼遅れること100年。日本では1889(明治22)年、一定額以上の税を納める男性に参政権が与えられた。1925(大正14)年に納税条件が撤廃され、25歳以上の男性全員が投票できるようになった

▼一方、女性は。男性と同等の参政権を得たのは45(昭和20)年。敗戦で日本社会がリセットされてからのことだ。戦前から粘り強く続けられてきた「婦人参政権運動」がやっと実を結んだ

▼今では当たり前の選ぶ権利と選ばれる権利。けれど、うまく使えているか。衆院議員に占める女性の割合は9・3%。世界193カ国中163位と聞けば、情けない。地方も、都道府県議会9・9%、政令市を含む市議会14%、町村議会9・8%(以下略)=2019/04/10付 西日本新聞朝刊=」

この国に民主主義は根づいていない


by kibouh1 | 2019-05-29 06:11 | 政治・行政 | Comments(0)

棄権者の責任

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直近の衆議院選挙の投票率でも50%程度です。投票しなかった人・できなかった人が半数近くいたということです。その人たちの多くは白紙委任しているわけです。

「オピニオン デスク日記

 関心が薄い物事へ人の気持ちを向かわせるのは容易ではない。わが家の子ども3人中2人に投票所入場券のはがきが届いた今春の統一地方選。「何の選挙?」。初めて選挙権を得た次女はまだ有権者としての自覚が薄いようで、反応は鈍い。「最初こそが肝心」と、候補者を選ぶヒントをいくつか与えたのだが…。

 選挙公報は居間のテーブル上に放置されたままで読んだ気配はない。スマホで候補者のホームページを探せば政治姿勢や主義主張が分かるよ、と紹介してみたが、閲覧した様子はない。仕方ないので各候補の公約や仕事ぶりを要約して解説したところ、重い腰を上げて投票所に向かった。

 選挙への無関心が叫ばれて久しい。統一選でも道府県議選や市議選などでは投票率が5割を切った。「投票は社会の行く末を左右する大切な責務」。先輩有権者である大人たちが若者に積極的に勧めようではないか。参院選はもう目の前だ。 (宮崎祐樹)=2019/05/04付 西日本新聞朝刊=」

ここで言われているように関心を持つようにすることは難題です。投票したらなんらかの優遇措置をとるなども検討してみる価値はありそうですが・・・。


by kibouh1 | 2019-05-17 06:51 | 政治・行政 | Comments(0)

任命責任というが

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「 オピニオン 春秋

 巨大な重力であらゆる物質を吸い込んでしまうブラックホール。理論上は存在が指摘されていたが、ついにその姿を目にすることができた。国立天文台などの国際チームが初めて撮影に成功した

▼光すら逃がさないので影のように見える宇宙の深淵(しんえん)だ。太陽系がすっぽり入る大きさで、質量は太陽の約65億倍という。宇宙誕生の謎に一歩近づいたかと思えば、胸が躍る

▼永田町には、政治家の倫理や使命、責任をどんどん吸い込む巨大な深淵があるようだ。桜田義孝五輪相が辞任した。東日本大震災の被災地が地盤の同僚議員を「復興以上に大事」と述べて

▼桜田氏は、東京五輪で活躍が期待された競泳の池江璃花子選手が白血病を公表した際に「がっかりした」と発言するなど、失言を繰り返してきた。かばい続けた安倍晋三首相もついにさじを投げた

▼東北の被災地では桜前線が北上中。満開の花が傷ついた大地と人々の心を癒やしていよう。パーティーの席とはいえ、花見酒に酔ったような桜田氏の言葉を被災者はどう受け止めたろう。この人が国民の代表で「復興五輪」の責任者だったかと思えば、腹が煮える。こんな“桜”は散って当然

▼先週は国土交通副大臣が道路建設を巡り、地元の安倍首相と麻生太郎副総理兼財務相に「忖度(そんたく)した」と発言、辞任したばかり。緩みかおごりか。後を絶たない不祥事は1強政権の巨大な重力から生じているようにも。=2019/04/12付 西日本新聞朝刊=」

 任命責任は簡単に認めるが、その責任を負うことはしない。言葉が軽い。国民は考え直したが良いのでは。


by kibouh1 | 2019-05-15 06:28 | 政治・行政 | Comments(0)