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気ままなつぶやきです


by kibouh1

2019年 03月 24日 ( 1 )

誘導されている景気

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2019312日朝日新聞からです。

「統計不正 本来問われるべきことは何か  編集委員 原 真人

宰相・吉田茂はジョークの 達人だったらしい。 終戦直後、国民の餓死を防ぐため、十分な量の食料の緊急輸入を米国に直訴する。一部しか輸入できなかったが餓死者は出なかった。マッカー サーから、日本の統計はいいかげんだ、と責められた吉田はこう言って、いなした。「もし日本の統計が正確だったらむちゃな戦争などしなかった。統計通りだったら日本の勝ち戦だったはずです

吉田の孫、麻生太郎尉務相の著書にあったエピソードを先月、衆院予算委員会で立憲民主党の長妻昭氏が統計不正問題にからめて質問した。麻生氏は「小学生の時、何回か聞かされた話」と認めた。冗談でなく、統計を見誤れば国家が滅ぶこともある。野党が追及するのは当然だ。超多忙な首相秘書官がわざ わざ統計の調査手法につい て、厚生労働省の担当幹部を官邸まで呼びつけるというのも、かなり異常なことである。

それでもこの問題への世論の関心は、いまひとつだ。なぜだろう。不正のきっかけは15年前の担当者のミス、隠蔽は役所の事なかれ主義の結果だった可能性がある。その責任は追及すべきだが、野党が事実確認に力を入れるあまり、本来問われるべき問題が陰に隠れて しまったのかもしれない。 その問題とは、安倍晋三首相が統計のもつ危うさを無視し、国民受けのために都合よく利用してきたことである。本来、統計には誤差もあればブレもある。速報でプラスだった数字が確報でマイナスなることもある。毎月勤労統計にしても実質賃金にしても一つの調査や数字だけに焦点をあてすぎるのは危うい。

ところが都合のいいデータだけを取り出し、並べ立て、 「成果」や「果実」だと宣伝 するのが首相の得意わざだ。 たとえば有効求人倍率が代表的である。倍率がバブル期超えの高さとなったことを、 首相は「アベノミクスの成 果」と誇ってきた。それが何 度も繰り返されるうちに、国民の意識に.「アベノミクスは成功」とすり込まれていく。首相の説明には直近6年間で生産年齢人口(1564)480万人減ったという事実は、いっさい出てこない。それこそ雇用統計が好転している主因なのに、である。(以下略)」

生産年齢人口は団塊世代が高齢化し、少子化もあっています。つまみ食いみたいな政策宣伝は国を危うくします。


by kibouh1 | 2019-03-24 06:14 | 経済 | Comments(0)