気ままなつぶやきです


by kibouh1

通級が利用できない

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「そんなに何もかも、いっぺ んにせんでも   51歳 男性

社会福祉法人を退職し、自分でデイサービスを立ち上げました。凡帳面でクソ真面目な性格から、書類などはきめ細やかに丁寧に準備していました。一方で、経営は本当に大丈夫なのだろうか・・・。一人でも利用者さんに来てもらわないと・・・。この先どんなたいへんなことが待っているのか・・・。焦る気持ち、追いつめられる不安。ホールにパソコンを持ち込み、利用者さんを見守りながら、書類の作成を行う日々が続きました。でも、焦れば焦るほど、今度は強烈な頭痛が襲ってきました。

そんな光景を見ていた若年認知症のNさんから、ある日こんな言葉をもらいました。「そんなに何もかも、いっぺんにせんでもいい」「いくら焦っても一つずつしか進まんのやから」「一つずつ自分のペースで進めれば、いつの間にやらできていくんや」。胸のつかえがスーッと吹き飛んでいきました。Nさんは、以前、鉄工所を経営されていた方でした。(以下略)

(デイサービス代表)」(『認知症の人たちの小さくて大きなひと言』) 

通級とは何か。聞きなれない言葉だと思います。毎日新聞の記事の解説では次のように説明されています。

「通級指導

発達障害や聴覚、視覚に比較的軽度の障害がある児童・生徒が、特別支援学校や特別支援学級ではなく、通常学級に在籍しながら、障害の特性に応じて別室で週に1、2回程度、コミュニケーションや教科の補充指導などを受ける制度。2015年度に通級指導を受けている児童・生徒の障害の種別は言語障害が39.1%▽注意欠陥多動性障害16.2%▽自閉症15.7%▽学習障害14.6%▽情緒障害11.8%--など。

だが、なかなか利用できないという。

「不足する通級学級、充実訴え 障害児の保護者、署名提出 毎日新聞2016125日 

障害がある子供が一部の授業を在籍する通常学級でなく別に受ける「通級学級」の充実を求める声が広がっている。担当教員の不足から希望しても通級指導を受けられない子供の保護者らが11月、教員を増やすよう求める約3万人分の署名を文部科学省に提出した。日本発達障害ネットワークなど4団体は通級指導を受ける児童・生徒数に応じた教員配置を求めて緊急アピールを出した。

 ●空きゼロ、待機も

 「通級を申し込んでも何年も入れない子供がいる。学校で何も手立てがないと親も追い詰められる。困った時に当たり前のように受け皿があってほしい」。通級指導の制度拡充を求めて署名活動する東京都多摩市の母親(39)が話した。

小学4年の長男(10)は小1の時、注意欠陥多動性障害(ADHD)の可能性があると診断された。2年進級と同時に通級指導を申し込んだが、面談や行動観察などの手続きを経て、通級に通えると決まったのは半年後の10月だった。

 だが、壁はまだあった。在籍校に通級学級がなく、近隣校も定員が埋まっていたのだ。「空きが出るまで待つか、別の学区の設置校へ通うか」の選択を迫られたという。

長男は友人とのコミュニケーションがうまくとれていなかった。学校生活になじんでほしいとの思いが強く、別の学区の設置校に通う道を選び、週に1回、片道40分かけて半年間通ったという。

「通級学級に申し込んでも空きがない状況が続いており、子どもたちが待機児童になっている。専門性を持った教員が足りていない結果、地域のボランティアやパートタイムに頼らざるを得ない実情がある。一日も早く専門的な知識を持った教員をもっと多く増やす必要がある」。母親と支援者らが文科省に提出した、通級指導の担当教員増員を求める3万人分の署名には、そんな要望書が添えられた。(以下略)」

支援学校も大変不足しているという。設置義務がないのが問題だと聞いたことがありますが。差別解消法が施行された社会でそんなものでしょうか。


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by kibouh1 | 2016-12-09 05:52 | 障害者 | Comments(0)