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気ままなつぶやきです


by kibouh1

安保法の危険さは

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戦争体験特集からです。

「銀飯かみしめ 仙崎港での恩 77

昭和213月初め、中国から引き揚げ船で山口県・仙崎港に着いた。私は当時、7歳だった。 日本海の波は荒く、引き揚げの貨物船の甲板を波が,洗っていた。その中をはいながら、便所に行った。父が私の腰をひもでくくっていた。

仙崎港の周囲の山々の緑はとてもきれいであった。弱い雨が降っていた。民家の軒先で一家5人うずくまっていると、家の中から60歳ぐらいのご夫婦が「雨だし、中に入りなさい。引き揚げ者ですか。ご飯が少しあります」と言って、おにぎりを出してくれた。そのときのご夫婦の親切と、銀飯と呼ばれた白米入りのおにぎりのおいしさは忘れない。父母は何度も何度も、頭を下げていた。その後、家までどうして。たどり着いたのか、覚えていない。安心したのだろう。ただ、食料はなく、電気も来ていなかった。揚げ句、6人組の強盗に入られ、自 転車と米を取られるなど苦難は続いた。」(201641日西日本新聞)

安保法は危険な法律ですが、公約では述べていなかったのではないか。TPPも反対と言っていたのでは・・・。

「海外派遣を自衛隊に負託する責任

安全保障法どう向き合う

専守防衛という戦後日本の防衛政策を大きく変える安全保 障関連法が、329日に施行された。新法に、国民はいかに 向き合えば良いのか。歴代4内閣で内閣官房副長官補として、

政府の安保政策に深く関わってきた柳沢協二氏に聞いた。

安保法の目的は、日米の軍事的一体化を深めること だ。集団的自衛権の行使を可能としただけでない。自衛隊の海外での活動範囲を 地球規模に広げ、任務も大幅に拡大した。特に危険な任務が、平時からの「米艦防護」だ。警戒監視や訓練を共同で行う米軍が攻撃された場合、自衛隊の艦船が武器を使ってこれを守れる規定になっている。国会承認や首相の命令はいらない。現場の判断でやれる。政府の従来の判断では、これは集団的自衛権だが、安保法で可能になった。ある日、気がついたら「日本と某国が戦闘状態に入った」というニュースが飛び込んで来ないと言い切れるだろうか。もう一つのポイントは、自衛隊が戦闘現場以外なら活動できるようになった点だ。従来の自衛隊の海外活動は、活動期闘を通じ戦闘がないと認められる「非戦闘地域」に限られてきた。

任務も、米軍などへの弾薬 提供や発進準備中の戦闘機 への給油も可能になった。他国の戦闘作戦の一翼を担うことになる。自衛隊は、紛争後の国連平和維持活動(PKO)や米中枢同時テロ後のインド洋での洋上給油、イラク開戦後の人道復興支援などを担ってきた。だが海外で1 発の弾も撃っていない。身を守る最後の手段としての 武器使用権限しかなかったからだ。つまり、これまで自衛隊は非戦闘地域で、道路や学校の修復とか給水や医療と

か、武器を使う必要のない 仕事を担ってきた。だが安 保法では民間人や他国軍を助けに向かう「駆け付け警護」や治安維持などの任務遂行のために、武器を使えるようになった。自衛隊が海外で戦闘に巻き込まれるリスクは格段に高まる。イラクやアフガニスタンで米軍などに多くの犠牲者が出たのが自爆テロだ。民間人を装って近づき、自爆する。防ぐためにこちらから撃てば、誤って民間人を殺傷することもある。米国ではアフガン、イラクに延べ約200万人が派遣され、約50万人が精神を病んだとされる。年間200人を超える自殺者を出したとも聞く。戦争の影響は、兵士を送り出した社会が負わなければいけない。 自衛隊を支えているのは 国民の負託だ。自衛官は入隊時に「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって職務の完遂に努め、国民の負託にこたえる」と誓う。国民は主権者として自衛隊に「これこれのことをやってほしい」と言う権利がある。だから、その負託の結果、どういうことが起きるかを考える義務もある。国民の負託がないことのために、隊員ば命を懸けられない。

負託する側である主権者の責任の重さはそごにある。国民が安保法とどう向き合っていくか。その任務が日本に必要なのか、自衛隊に負託すべきものなのかを深く考えてほしいと思う。(聞き手は編集委員・中島邦之)」(同前)


by kibouh1 | 2016-06-19 05:37 | 平和を | Comments(0)