気ままなつぶやきです


by kibouh1

表現の自由とは違う

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「警察は誰を守るのか 時代の正体@日曜日  04.24 16:40神奈川新聞

 特定の人種・民族への差別をあおるヘイトスピーチをめぐり、警察の対応が招いた事件が相次いでいる。国際人権基準からかけ離れた姿勢が原因といえ、国会で進む法案審議にも根源的な問いを投げ掛けている。

 4月5日、参院法務委員会。質疑に立った共産党の仁比(にひ)聡平議員が声を震わせながら紹介したのは川崎市立桜本中学2年生(13)の言葉だった。在日コリアン3世の母を持つ寧生さんはヘイトデモで目の当たりにした光景を原稿にし、川崎・桜本へ視察に訪れた議員団に読み上げていた。

 〈ゴキブリ朝鮮人、たたき出せ、出て行け、死ね殺せ、と警察に守られて叫んでいました。差別をやめてと伝えたら、大人が指をさして笑いました。警察はそんな大人を注意してくれませんでした〉

 〈朝鮮人が一人残らず出て行くまで首を絞めると言った人を警察が守っていました。オモニ(お母さん)は泣いていました。僕も苦しくて涙が出ました〉

 仁比氏は河野太郎国家公安委員長にただした。

 「大臣はこの中学生の男の子の側に立つのか、それとも指摘は心外か」

 河野氏は正面から答えないまま「今回の対応には課題が残ったと言わざるを得ない」と謝罪し、一方で「ヘイトデモを現在の法令で禁止することはできない。デモの参加者や周辺の人に危害が生じないよう、警察を指導する」と中立の立場を強調してみせた。

 河野氏の言う「今回の対応」とは3月20日、JR川崎駅前で起きた暴行事件における県警の警備のあり方を指していた。右派政治団体「維新政党・新風」の街宣活動中、参加者十数人がヘイトスピーチに抗議した男性(46)に殴りかかり、目の前にいた警察官は制止できなかったばかりか、現行犯逮捕することもなかった。

 これのどこが中立か、と仁比氏は叱責(しっせき)した。

 「誰を警戒していたのか」

見て見ぬふり

 警察は誰を守っているのか。ヘイトスピーチに反対する「クラック川崎」の前野公彦さん(48)が撮影した動画で、犯行の様子を確かめることができる。

 被害者の男性は街宣車とは反対側の歩道にいた。怒鳴りながら詰め寄る男たち。割って入ったヘルメット姿の警察官数人が見えるが、1人が顔と肩口を殴打し、別の1人が脇腹を殴り、蹴った。追って駆け付けた複数の警察官は事情聴取するでもなく、男たちは警察官に促されるようにして、その場を離れていった-。

 全治2週間のけがを負った男性は振り返る。「何もしようとしない警官に『俺いま、殴られましたよね』と声を掛けると、『もめていましたよね』という言葉が返ってきた。どっちもどっちと言いたいのかなと思った。見て見ぬふりをしたいんだな、と」(以下略)」


by kibouh1 | 2016-06-16 05:01 | 支え合う社会に | Comments(0)